家見舞(祝の壺)~桂米朝・柳家小さん・柳家喬太郎・滝川鯉昇・柳家権太楼



視聴ご注意 汚い噺で恐れ入ります

祝の壺~桂米朝【動画】

知り合いの芸者小乃志(このじ)が御茶屋を開いたというので、祝いに二荷入る水壺を贈ろうとしている二人。

普通に買えば二円五十銭から二円八十銭。古道具屋なら安くなるだろうとある店に入りますが、一番安いものでも一円十銭。

二人の手持ちは二十五銭しかなく、無理は承知で店主に頼み込みますと、二十五銭で二荷入りの壺を買おうという度胸は立派なものだと店主が店の外に二人を連れて行き、雨だれ受けにしているこの壺なら二十五銭でよいと言います。

見れば立派な壺。傷ひとつなく、普通なら二円でも売れそうなもの。どういうわけで二十五銭でと二人が聞きますと、

この町内に、船場のさるご大家隠居所があり、その隠居が熱病にかかり医者も原因がわからない。八卦見に相談したら家の鬼門の方角に便所を建て、そこで一回だけ用を足したらよいと言われてその通りにしたところ、すっと熱が下がった。

便所は用事が済んだので取り壊したが、壺は一回使っただけ。一度使ったただけで割ってまうのはもったいないし冥加に悪い。この近所で普請する人があったら、雪隠壺に使ってもらいたいということでもらってきたとのこと。

覚書

古い江戸落語で「肥瓶」という演目でも演られ、上方では「祝の壺」。

どちらにしても汚い噺で、上方では一回だけ使った壺、江戸では使い古した壺なのでどっちを選ぶと言われれば上方、出処がばれるばれないで言っても上方かなと思いつつ、でもよくこんな噺を考えついたもんです。

家見舞~柳家小さん


江戸落語では、兄貴分の新築祝いに弟分が水瓶を贈ろうというところから始まります。

家見舞~柳家喬太郎

家見舞~滝川鯉昇

家見舞~柳家権太楼

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