義太夫・浄瑠璃が題材の落語を古今東西の名人で聴き比べ。
下手な素人浄瑠璃に迷惑する「寝床」「豊竹屋」浄瑠璃を聞いて仲裁に走る「どうらんの幸助」近松門左衛門のお花半七をもとに作られた「宮戸川」などたっぷり
五目講釈~古今亭志ん生・三遊亭圓楽
ずいぶんいろんなもんが出て来るねぇ 五目講釈~古今亭志ん生 生薬屋の若旦那。道楽が過ぎて勘当されて親方のところに居候しています。親方が「どこかで働く気はないのか」と聞きますと、若旦那は「講釈師になる」と言い出します。親方は「一度講釈を聞いて...
後家殺し~三遊亭圓生・笑福亭松之助【動画】
義太夫の褒め言葉「後家殺し!」 後家殺し~三遊亭圓生 常吉のところへ浄瑠璃の稽古仲間の男が訪ねてきて、常吉の女房が親戚の病気見舞いに行って家に居ないと知ると「伊勢屋の後家とはどうなっているのか」と尋ねます。常吉は、もう三年越しになると言い、...
稽古屋~古今亭志ん生・桂文枝・古今亭志ん朝他
世辞で丸めて浮気でこねて 稽古屋~古今亭志ん生 「女にモテたいんだけど、どうしたらいいでしょう」と男がご隠居に相談しています。 金でもあればいいがとご隠居が言うと、金は持ってる三十銭。 かくし芸があるかと聞くと脇の下にある。人にできないことがあるかと聞くと鼻でうどんを食う、と話にならない。 ご隠居の知り合いの清元の師匠
宮戸川~古今亭志ん朝・古今亭志ん生・三遊亭円楽他
宮戸川《上》(お花半七なれそめ)~古今亭志ん朝 落語 「宮戸川」 古今亭志ん朝 《上》 お花半七なれそめ 将棋に凝っている半七、今日も夜遅くまで碁会所に入り浸りで家に帰りますが家に入れてもらえません。 一方、半七の幼馴染で向かいに住むお花も...
豊竹屋~三遊亭圓生・桂文珍・林家染丸【動画】
それは何かとたずねたら ベンベン 豊竹屋~三遊亭圓生 【落語】_三遊亭圓生_豊竹屋 義太夫好きの豊竹屋節右衛門。無類の浄瑠璃好きで見るもの聞くものをすぐ浄瑠璃風に節をつけて語り、一日中唸っております。 今日もでたらめな浄瑠璃を語っております...
寝床~桂枝雀・立川談志・志ん生・志ん朝他【動画】
桂枝雀~寝床 下手な義太夫に凝っている商家の旦那。今夜もみんなに聞いてもらおうと長屋の連中を呼び集めますが、店子たちはさまざに事情を作って誰も聞きに来ません。
胴乱の幸助~桂米朝・桂枝雀・桂文珍・橘ノ円都【動画】
喧嘩の仲裁が唯一の趣味という割木屋のおやっさん お半長右衛門の話を聞きつけ 桂米朝~どうらんの幸助【動画】 "どうらん(胴藍 胴乱)"は、腰に下げる物入れで、江戸時代初期に鉄砲の弾丸入れとして用いられていたものですが、明治期には薬や印などを...
軒づけ~桂米朝・桂枝雀・橘ノ円都・桂文枝【動画】
桂米朝~軒付け 最近浄瑠璃を習い始めた男。御簾内(客から顔が見えないように演台に御簾をたらして緊張しないようにしようするもの)でお披露目をしますが大失敗。客から物を投げられて散々な結果。度胸をつけるには軒付けするのが一番と、軒付けをやってい...
浄瑠璃息子(義太夫息子)~橘ノ圓都
浄瑠璃息子~橘ノ圓都 落語 「浄瑠璃息子」 橘ノ圓都 ある商家の倅 幸太郎は浄瑠璃狂いで、家業の仕事もせずに浄瑠璃に熱中しています。上手いならともかく、幸太郎の浄瑠璃は"豚の喘息"のようで聞くに堪えない。