聴き比べ落語名作選へようこそ!
古典落語、新作落語・創作落語から、季節の落語、人情噺、滑稽噺、そして古き良き廓話やあまり高座ではかけられない艶笑落語・破礼噺(バレ噺)まで、古今東西の大看板の映像・音声で聴き比べています。
冬の落語

“雪の朝 二の字二の字の下駄の跡”
冬の落語は暖かい食べ物を題材にした「時そば」「うどん屋」「二番煎じ」、人情噺の名作「芝浜」や「文七元結」などもあり寄席を楽しみにしている方も多いでしょう。
忠臣蔵を題材にした「中村仲蔵」「淀五郎」、上方では「蔵丁稚(四段目)」。
正月には小生意気な息子に手を焼く「初天神」なども多く演されます。
気晴らしに寄席へお出かけしてみてはいかがでしょうか。
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冬に聴きたい落語ベスト5
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特集 落語百選(冬)
落語百選(春夏秋冬) 全4巻セット
麻生芳伸編 ちくま文庫から出版されている「落語百選」は、春夏秋冬の各季節ごとに25席ずつ選定された全4巻の書籍です。
書籍を傍らに、古今東西の名人の聴き比べをお楽しみください。
落語百選 冬 (ちくま文庫)に収録された25席の聴き比べです。ごゆっくりどうぞ。
<<演目>>
うどんや、牛ほめ、弥次郎、寝床、火焔太鼓、首提灯、勘定板、鼠穴、二番煎じ、火事息子、按摩の炬燵、大仏餅、文七元結、芝浜、掛取万歳、御慶、かつぎや、千早振る、藪入り、阿武松、初天神、妾馬、雪とん、雪の瀬川、粗忽長屋
心が暖かくなる冬の人情噺
年末を題材にした落語はじっくり聞かせる大ネタ揃い。
暖かい部屋で名人の語りを堪能してください。
寒い夜にはあったかいうどん・そば
江戸の蕎麦に上方のうどん。
寒い夜には楽しい噺を聴きながらあったかい蕎麦やうどんで一杯
年末の定番 忠臣蔵!
初春は高座も客もほろ酔いで
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心にひびく何回も聞きたい落語
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吉原遊郭・花魁の落語
夢の噺
じっくり聴きたい人情噺(世話噺)【上級者向け】
人情噺は、夫婦や親子などの人情を感じさせ、気持ちがやすらぐ噺だと思っておられる方も多いと思います。芝浜、唐茄子屋政談、藪入りなどが代表格ですね。
広義にはそれも人情噺と言って間違いないなく、むしろこちらが人情噺として定着しつつありますが、狭義では、特に江戸落語界では、落語と人情噺は別物とされていました。
人情噺は、江戸時代に起こった事件や怪談、町人の生活を描いた演目で、歌舞伎で「世話物」と呼ぶことから、落語でも「世話噺」という言い方が定着しています。
一席は40分から1時間程度、ストーリーによっては数回、数十回に分けて口演する「続き噺」の形態をとり、人情噺ができないと真打ちとは認められませんでした。
また、落語はオチのある噺であるのに対して、人情噺にはオチはなく、ドラマの登場人物になりきってストーリーを演じていきます。