滑稽噺

抱腹絶倒、奇想天外な噺を古今東西の名人で聴き比べ。
「地獄八景亡者戯」「時そば」「はてなの茶碗」「愛宕山」「船徳」「ちりとてちん(酢豆腐)」「こんにゃく問答」「目黒のさんま」「火焔太鼓」「一眼国」「棒鱈」「親子酒」「首提灯」「水屋の富」「湯屋番」「転失気」「たぬき」「試し酒」などたっぷり!

や~ん

宿屋仇(宿屋の仇討・庚申待)~桂米朝・古今亭志ん生・立川談志・志の輔他【動画】

旅の宿 騒々しい隣の部屋の男たちに 桂米朝~宿屋仇 大坂日本橋の宿屋紀州屋源助に来た萬事世話九郎という侍、昨日の宿で寝られず今夜は静かな部屋に案内してほしいと言います。紀州屋の番頭伊助は、承知して部屋へ通します。しかし、伊勢参りらしい浜手(...
な~の

夏の医者~桂枝雀・三遊亭圓生・桂米朝【動画】

うわばみに呑まれた医者 夏の医者~桂枝雀 夏の暑い日。ある村で父親が農作業中に倒れたと叔父の家に駆け込んできます。村には医者がおらず、息子は山を三つ越えて医者を呼びに行きます。 医者の家に着くと、医者は何か悪いものを食べていないかと聞きます...
た~と

代書~桂枝雀・立川談志・桂春団冶【動画】

桂米朝 代書 桂枝雀~代書 色街の"箱屋"(芸者の三味線箱を持って歩く仕事で、芸者の着付けも行いました)に応募するのでと、履暦書の代書を頼みに来た男。本籍、現住所、生年月日、職歴と聞いていきますが、トンチンカンな答えで履歴書は抹消や訂正だら...
か~こ

けんげしゃ茶屋~桂米朝【動画】

粟餅を持ってお茶屋へ けんげしゃ茶屋~桂米朝【動画】 大晦日。商家の奥では春を迎える準備で忙しく、店のほうでも節季の勘定で忙しい。旦那は邪魔にされて行き場がなく散歩をしています。又兵衛と出逢い「大晦日に茶屋遊びもできずこんな寒空にブラブラと...
た~と

道具屋~桂枝雀・柳家小さん・柳家三三

道具屋~桂枝雀 毎日ぶらぶらと遊んで暮らしている男。叔父が呼び出し「自分が内職でやっている夜店の道具屋を手伝え」と言います。売り物が入っている風呂敷を広げて見せてもらうと、火事場で拾ってきた鋸の錆を落として油を塗り、柄の焦げたのを付け替えた...
あ~お

応挙の幽霊~入船亭扇橋・蝶花楼馬楽

幽霊さん、イケるくちだねぇ 応挙の幽霊~入船亭扇橋【動画】 旦那の好きな幽霊の掛け軸を持って旦那のところへ何度も行った骨董屋。ずっと留守で明日にしようかと思っていたところへ旦那が店に入ってきます。早速掛け軸を旦那に見せて円山応挙の作だと言い...
か~こ

蚊いくさ~三遊亭圓生

蚊を追い出す方法とは 蚊いくさ~三遊亭圓生 剣術に凝って仕事そっちのけで道場に通う八百屋の八五郎。女房から「子供が蚊に喰われてかわいそうだが、蚊帳を質から出す金もない。剣術はもう少し暮らしが立つように仕事をしてからにしてくれ。先生のところに...
さ~そ

算段の平兵衛~桂米朝・笑福亭松喬・月亭可朝【動画】

世の中にこれぐらい気の毒な死骸はおまへんで 算段の平兵衛~桂米朝 ある村の庄屋。お花という妾を囲い、これが悋気持ちの妻に知られて別れさせらた上に村から追い出せと言われます。身寄り頼りの無いお花を村から出してしまうのもかわいそうに思い"算段の...
さ~そ

三年目~三遊亭圓生・柳家小三治・古今亭志ん朝・柳家小三治・桂歌丸【動画】

なんだって三年も経ってから出てきたんだい? 三年目~三遊亭圓生【動画】 落語  「三年目」 三遊亭圓生 他人も羨む仲の良い夫婦、妻がふとしたことから病の床につき、主人も一生懸命看病をしますが六人変えた医者もさじを投げ、もう今日か明日かという...
あ~お

麻のれん~古今亭志ん生

麻のれんと蚊帳を間違えて・・ 麻のれん~古今亭志ん生 按摩の杢市(もくいち)は、目の見える人なんかに負けないといつも胸を張っています。贔屓のだんなの肩を揉み、目明きは気の毒だなど話をしているうちに夜遅くなり、旦那は泊まっていけと言って、離れ...
さ~そ

千両みかん~桂米朝・柳屋小三治・古今亭志ん生・古今亭志ん朝・立川志の輔・五街道雲助・金原亭馬生【動画】

この暑い盛り、どこに蜜柑がある? 千両みかん~桂米朝 呉服屋の若旦那。急に患いつき十日あまりも食べるものも食べずに寝込んでしまいます。医者は「これは心の病、気の病で心に思っていることがなくなれば、良くなるだろう」と言います。番頭が何も言いた...
あ~お

あくび指南(あくびの稽古)~古今亭志ん生・桂枝雀・古今亭志ん朝

退屈で退屈で・・ならねぇ あくび指南~古今亭志ん生 ある男、あくびの稽古をしに行きたいと友達を誘います。あくびなんてのは稽古する必要はないと言うのを無理に誘って「あくび指南所」へ。
あ~お

お化け長屋~金馬・志ん生・志ん朝・談志・歌丸・小三治【動画】

必聴 金馬・志ん生のリレー落語 ある長屋。住人たちが空き家を物置代わりに使っていたら、大家が長屋連中から店賃の割り前を取ると言う。 借り手がつかないようにしてやって生涯物置代わりにしてやろうじゃないかと企んだ連中、店子の古株 古狸の杢兵衛が、借り手が来たら俺のところへ寄こせ、断ってやるということになります。
な~の

二十四孝~古今亭志ん朝・三遊亭金馬・春風亭柳好・立川談志

殴ってはいない蹴とばした 二十四孝~古今亭志ん朝 大家が一軒の亭主に小言を言っています。 ここには三十六軒あるがのべつ喧嘩をしてるのはお前のところだけだ。今朝はどうしたんだと聞きますと、 今日は寝坊したんで、仕事を休んで湯に行ってから一杯やろうと思ってたら、魚屋が鯵を買ってくれないかと来た。金がないというと十三匹くれた
さ~そ

素人鰻(士族の商法・士族の鰻)~桂文楽・柳家小三治【動画】

士族が鰻屋をはじめますが 素人鰻~桂文楽【動画】 明治維新後の秩禄処分(ちつろくしょぶん)で、一時金は入ったが以降の家禄を失った旗本。以前に屋敷に出入りをしていた明神下の鰻屋『神田川』の元板前 金さんのすすめで鰻屋をはじめることにします。こ...
あ~お

一眼国~林家正蔵・古今亭志ん生・春風亭柳朝他【動画】

古今亭志ん生~一眼国 落語 一眼国 古今亭志ん生 江戸両国で見世物小屋を開いている香具師の親方。諸国を歩く六十六部を家に上げ、諸国をめぐっているうちに何かめずらしいものを見たとか、見世物のネタになりそうな話を教えて欲しいと頼みます。
あ~お

青菜~柳家小さん・桂枝雀・柳家小三治・春風亭柳好他【動画】

鞍馬から牛若丸が出でまして 青菜~柳家小さん ある隠居の家で仕事をしている植木屋。隠居から「ご精が出ますな」と声をかけられ大阪の友人からもらった『柳蔭』という酒があるが一緒にどうかと誘われ、喜んでご相伴します。 一口呑んで「これは"直し"で...
ま~も

百川~三遊亭圓生・柳家さん喬・古今亭志ん生他【動画】

三遊亭圓生~百川 江戸は日本橋、浮世小路にあった名代の料亭「百川(ももかわ)」に、百兵衛という下働きの男が来ます。当分洗い方の手伝いをして、慣れてきたら出前なども頼みたいと話していると二階のお客さんから呼ばれます。女は髪結いが来ていて手が離...
か~こ

金明竹~柳家小三治・三遊亭金馬・立川志らく他【動画】

うちにも旦那が一匹おりますが 金明竹~柳家小三治【動画】叔父さんの骨董屋に世話になっている松公。とんだ与太郎で身仕舞いをきれいにしろと言われれば猫のヒゲを抜く、猫の爪を切る、表の掃除をしろと言えば水の撒き方もわからず通る人に水をかけてしまう。 急に降ってきた雨に軒を貸してほしいという男には軒を持っていかれてはかなわない
た~と

狸賽~柳家小さん・桂米朝・古今亭志ん生・志ん朝【動画】

天神様頼む! 柳家小さん~狸賽【動画】 博打好きの男が寝ようとすると戸を叩く音。戸を開けると狸が立っています。「今日は子供に捕まっているところを助けていただいてありがとうございました。両親に話しましたところ、恩返しをして来いと言われまして」
は~ほ

船徳~桂文楽・柳屋小さん・古今亭志ん朝・柳家小三治【動画】

ここはいつも三度っつ廻ります 桂文楽(八代目)~船徳【動画】 遊びが過ぎて勘当になった若旦那 徳三郎。船宿の二階で居候をしていましたが、船頭になると言い出します。念願叶って船頭になった徳三郎、四万六千日様で浅草寺詣りのお客を乗せます。
ま~も

水屋の富~古今亭志ん朝・古今亭志ん生・柳家さん喬【動画】

水屋の富~古今亭志ん朝 玉川や神田上水で汲まれた水を差し担いにして、客に売り歩いている水屋。毎日のことで休むこともできず、他の商売をしたいと富くじを買います。この富くじが当たり、すぐなら手数料として二百両引かれて八百両だと言われますが、いま...
は~ほ

貧乏神~桂枝雀・林家染二【動画】

頼むから働いてくれと泣いて頼む貧乏神 貧乏神~桂枝雀【動画】 女房 お咲に逃げられた男。訪ねてきた家主に、「今日は頭が痛いので仕事を休む。」と言ったらお咲が布団を剥いだのだと言う。それはお咲さんがいけないと大家は言いますが、よく聞いてみると...
た~と

大黒柱~立川志の輔

大黒柱~立川志の輔 ある家庭。旦那が帰宅すると妻がにこやかに迎え、生命保険会社からの通知が来ていると言います。封を開けて見た旦那、保険の満期で100万円が支払われると書いてあります。
か~こ

くっしゃみ講釈~桂枝雀・三遊亭金馬・春風亭一之輔・三遊亭円歌・笑福亭松鶴

はだか馬にと乗せられて白い襟にて顔隠す 二銭ちょうだい くっしゃみ講釈~桂枝雀【動画】 化け物屋敷と呼ばれて長らく人が住まない家が最近講釈場になり、東京から来ているという講釈師 後藤一山の口演で繁盛しています。この後藤一山にひどい目にあった...
か~こ

風の神送り~桂米朝

「風の神ぃ 送ろ~ 風の神ぃ 送ろ~」 風の神送り~桂米朝 昔は風邪でも、今で言えばインフルエンザのようにちょっと寝て休んだぐらいでは治らない風邪が流行った時には、風(風邪)の神送りということをやりました。 虫送り、疱瘡(ほうそう)の神を送...
か~こ

小倉船(竜宮界龍都)~桂米朝・三遊亭圓歌

上方の旅ネタ 今度は海へ潜ります 小倉船(竜宮界龍都)~桂米朝 豊前の小倉から馬関へ渡る船。乗り合わせた連中、私は紀州、私は遠州など自己紹介をしています。大阪の唐物町の唐物屋の男は、長崎で仕入れたというビードロ(ガラス)でできたフラスコとい...
な~の

ぬの字鼠~桂米朝

木の葉で描いたぬの字が ぬの字鼠~桂米朝 昔は出家たるものは、肉喰妻帯は厳しく禁止され、特に女犯の罪ということになると寺社奉行によって唐傘一本で追い出されるということになっていました。 ある寺の和尚、小坊主の智円に小言を言っています。最近精...
か~こ

蒟蒻問答(餅屋問答)~『三人落語』小さん・談志・小三治・春風亭柳橋・笑福亭鶴笑・三遊亭圓生・古今亭志ん朝・林家正蔵【動画】

「法界に魚あり。尾も無く頭も無く中の支骨を絶つ」こはいかに。 珍しい三人落語 小さん・談志・小三治~蒟蒻問答 蒟蒻屋の六兵衛。昔は江戸で名の知れた悪でしたが、八王子に移ってからは蒟蒻屋を営んでおります。足を洗ってからも六兵衛を頼って来る者は...
な~の

夏泥(置泥)~三遊亭金馬・三遊亭圓遊・五街道雲助・三遊亭金時【動画】

三十銭でいいから貸してくれ 夏泥~柳家小さん 夏の夜中にある長屋に泥棒が入ります。 蚊帳燻しを焚きっ放しにしている家を見て、灯も倹約して寝ているらしい、金を溜め込んでいるに違いないとこの家に入ります。 部屋の隅に男が寝ていますので起こして泥棒だと言いますと、男はそれなら安心だ。金は博打で巻き上げられて一文無しだと胸を