小倉船(竜宮界龍都)~桂米朝・三遊亭圓歌






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上方の旅ネタ 今度は海へ潜ります

小倉船(竜宮界龍都)~桂米朝

豊前の小倉から馬関へ渡る船。乗り合わせた連中、私は紀州、私は遠州など自己紹介をしています。大阪の唐物町の唐物屋の男は、長崎で仕入れたというビードロ(ガラス)でできたフラスコという物を持っていて、「これは何をするものだ?」と聞きますと、「この中に人が入って淀川あたりに沈め、中に入って魚を見ながら一杯やる趣向を考えている」のだという。

一通り自己紹介が済みますと、誰かが「花札でもしようか」と言いだしますが「札もサイコロも何も知らない」と言う人があり、「ではなぞかけ遊びをしよう。掛け金を置いて謎がとけたらあんたのもの、解けなければ私のもの」とやったりとったり。

そのうちある男が、艫の枡形で小便をしようとして船が揺れた拍子に五十両の金を落とした。と騒ぎ始め、「もう大阪には帰れないこのまま海へ飛び込んで死んでしまう」と言い出します。乗り合いの皆が止めて、「さっきのフラスコの中に入って海の中を探してみたらどうだ」唐物屋の男も「試しにやってみるかと。」承知します。

覚書

相変わらずの旅ネタで、古い噺ながら人が入れるほどのビードロのフラスコというようなものも出てきまして竜宮城でもてなしを受けると思いきや追い回されるドタバタ。仕草が面白いので映像や高座で見たい落語です。

東京に移して「竜宮」の題で語られましたが、現在は東西ともあまり聞かれなくなりました。

竜宮~三遊亭圓歌

小倉船~林家染左

小倉船 三遊亭圓馬

落語 小倉船(竜宮界龍都) ディスコグラフィ

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