冬の落語

冬に聴きたい落語を古今東西の名人で聴き比べ。
「芝浜」「文七元結」「蜆売り」「火事息子」「二番煎じ」「鼠穴」「時そば」「うどん屋」「鰍沢」「首提灯」「除夜の雪」「夢金」などたっぷり

さ~そ

染色(染め色)~三遊亭円歌

染色~三遊亭円歌 道楽が過ぎて勘当になった若旦那 清太郎。持っていた金を使い果たすと女は見向きもしない。乞食のような格好で、実家の近くへ来ますと丁稚の定吉を見つけます。
や~ん

山岡角兵衛(角兵衛の娘)~三遊亭圓歌

角兵衛の遺志を継いで吉良邸へ 山岡角兵衛(角兵衛の娘)~三遊亭圓歌 忠臣蔵特集 落語 「山岡角兵衛」 二代目三遊亭円歌 赤穂の浪士の山岡角兵衛が病床につき、今際の際に娘のお縫を呼んで「どうか自分の遺志を継いで主君の仇討ちをしてほしい」と頼み...
な~の

ねぎまの殿様~古今亭今輔・三遊亭金馬

古今亭今輔~ねぎまの殿様 落語  「ねぎまの殿様」 古今亭今輔 本郷のさるお大名が向島の雪景色を見たくなり、お側用人の三太夫を共にお忍びで出かけます。本郷切通しから池之端仲町の薬屋、錦丹円という大きなの前に来て馬を止めると、おいしそうな匂い...
は~ほ

羽団扇~三遊亭円歌・立川談志

羽団扇~三遊亭円歌 落語 「羽団扇」 三遊亭円歌(二代目) 正月の年始回りから、ほろ酔い気分で帰って来た熊さん。女房が買ってきた縁起物の七福神のお宝を枕の下に置いてすぐ寝てしまいます。何やらぶつぶつと寝言を言って鼻から提灯を出したりひっこめ...
は~ほ

一目上り~柳家小さん・古今亭志ん生・三遊亭金馬・三遊亭小圓朝【動画】

一目上り~柳家小さん【動画】 ご隠居の家に新年の挨拶に来た八五郎。狩野探幽の絵の掛け軸を見て「薄汚い」だの「笹っ葉の塩漬けの絵か」などと言うのに、ご隠居は、これは「雪折れ笹」堪忍の絵だと言います。 『しなわるるだけは堪えよ雪の竹』の賛があり...
は~ほ

羽衣の松~古今亭志ん生

羽衣を我に返したまえ 羽衣の松~古今亭志ん生 大人のニコニコ落語 「羽衣の松」 古今亭志ん生 "美人の総取締り"は天人。本当の美人だそうですが、この天人が東海道の三保と言う所へ降りた事がある。あまりに眺めが良いので少し休んでいこうと、着てい...
な~の

睨み返し~柳家小三治・柳屋小さん・三笑亭可楽【動画】

大晦日 箱提灯は恐くなし 睨み返し~柳家小三治【動画】 落語 「睨み返し」 柳家小三治 「大晦日、箱提灯は恐くなし」で、この日だけは箱提灯を持つ侍より、弓張り提灯を持った掛取りの方が怖かった。長屋の熊五郎。金策ができず女房に「どうすんだよ」...
さ~そ

三人兄弟~橘ノ園都・笑福亭松鶴

二階で謹慎中の三人兄弟が 三人兄弟~橘ノ園都 veohで再生します。 船場の相当なお店に三人の息子がおり、これが揃っての遊び人。 長男の作次郎は若旦那らしい上品な遊び、次男の彦三郎は着流しの雪駄ばきで三新内でもしようかという垢の抜けた遊び。...
さ~そ

紫檀楼古木(したんろうふるき)~三遊亭圓生・林家正蔵(彦六)

珍しい狂歌噺 紫檀楼古木~林家正蔵(彦六) 【落語】_林家彦六_紫檀桜古木 紫檀楼古木という狂歌師。蔵前で羅宇問屋を営んで財をなしましたが、番頭に店を任せて自分は狂歌三昧。そのうち番頭が大きな穴を開けて姿をくらまし、借財だけが残って店もとら...
た~と

大仏餅~桂文楽

大仏餅~桂文楽 御徒町に店を構える河内屋金兵衛の店先に、貧しいなりをした小さな子どもが入ってきます。「父親が怪我をしたので煙草の粉を少し分けてほしい。」と言います。見れば父親は膝を怪我しており目が不自由な様子。
ま~も

紋三郎稲荷~三遊亭圓生・三遊亭円歌・柳屋小せん

わしは稲荷の使いであるぞ 紋三郎稲荷 三遊亭圓生 常陸の国 笠間藩の家臣 山崎平馬は参勤交代の時に風邪をひいてしまい、3~4日遅れて江戸へ出発します。まだ「コンコン」と時折咳き込みながら幸手の松原に着くと、駕籠屋が「松戸への帰り駕籠なので安...
か~こ

九段目~三遊亭圓生・林家正蔵

三遊亭圓生~九段目 近江屋のお祝いにお店一同で素人芝居をしようということになり、仮名手本忠臣蔵九段目『本蔵』をやることに決まります。本蔵役が病気で倒れ、急遽代役を立てることになり、本職は按摩で片手間に医者もやるという愛知県出身の小泉遊山とい...
は~ほ

河豚鍋~桂吉朝・笑福亭松喬・桂福丸・笑福亭笑助・柳家一琴

河豚鍋~桂吉朝 ある男のところに馴染の幇間が訪ねてきます。二人でフグ鍋を囲んでいますが"ふぐは食いたし命は惜しし"で二人とも食いかねていると、乞食が「お余りを恵んでください」と来ます。これ幸いと鍋を分けてやり、こっそりと後をつけますと、乞食...
あ~お

浮世風呂~三遊亭圓生・春風亭柳好・柳家小さん

てんでんに浄瑠璃洗う風呂の中 浮世風呂~三遊亭圓生 湯屋の中で、男は流しに出ている時は静かですが、湯船に浸かっていると歌などを唄って騒々しい。ご婦人方は逆で湯に浸かっている時は静かですが、洗い場に出ると世間話で賑やかになります。 お年寄りな...
や~ん

厄払い~桂米朝・桂吉兆・桂文楽・柳家小三治・柳亭市馬

厄払いまひょ 厄払い~桂米朝 ある男。麦を一升仕入れて「よばし麦」を作り、昨年の大晦日に売り歩いたらすぐに売れて儲かったので、その金でまた三升仕入れて次の日に売りに行ったらひとつも売れない。尼崎に言っても神戸まで行ってももう手が回ってる・・
な~の

猫怪談~三遊亭圓生

与太郎の養父が亡くなったと聞いて大家が訪ねてきます。 準備はできているかと聞きますが、与太郎はお棺へ納めて線香を上げたかと聞くと何もしていないと答え、線香もなければ金もないと言います。 早桶はあるというので褒めると井戸端で拾ってきた漬け樽で、よくよく聞けば大家の樽。
あ~お

按摩の炬燵~桂文楽・桂春団治

按摩の炬燵~桂文楽 寒さの続くある晩。大店に呼ばれた按摩が旦那やご隠居などの指圧をしたあと番頭に呼ばれます。 番頭は「今晩泊まっていかないか? お前の好きな酒をご馳走するよ。」「その代わり、今夜は一緒に寝てもらうよ。寝てから頼みがあるんだ。...
た~と

富久~桂文楽・志ん生・馬生・志ん朝・立川談志・柳家小さん【動画】

富久~桂文楽 落語 「富久」 桂文楽 酒にだらしなくいろんなお店や旦那をしくじって仕事がままならない幇間の久蔵。富くじ屋の知人に呼び止められ"松の百十番"という富くじを勧められて買います。一番富は千両、二番でも五百両という大金が当たります。...
あ~お

穴どろ~桂文楽・古今亭志ん生・柳家小さん他【動画】

豆腐の角に頭をぶつけて死んじまいな! 穴どろ~桂文楽 金策に走り回る男。家に帰ってくると女房から「どこへ行ってたんだよ 金はできたのかい」 「たった三両の金ができないとはだらしない、豆腐の角に頭をぶつけて死んじまいな!」 頭にきた男、家を飛び出しますが当てがあるわけではなく、思案しながら浅草新堀端あたりにやってきます。
や~ん

夢金~古今亭志ん朝・立川談志・三遊亭金馬・柳家三三

夢金~古今亭志ん朝 古今亭志ん朝 「夢金」 雪の夜。浅草の船宿の二階で、「百両欲し~い、百五十両でもいい~」と言う大きな寝言が聞こえてきます。寝言でも金が欲しいと言うこの船頭熊蔵に、船宿の主人も閉口しています。そこへ表の戸を叩く音。強盗かと...
か~こ

御慶~柳屋小さん・古今亭志ん朝

御慶~柳屋小さん 落語   「御慶」  柳家小さん(五代目) 富くじに狂っている八五郎。当時は一分が千両になるというものですから夢中になるのも無理はありません。商売もそっちのけで女房もの意見もどこ吹く風、「今度は当たる」「次は間違いない」と...
あ~お

親子酒~柳家小さん・桂枝雀・古今亭志ん生・桃月庵白酒・立川志らく他【動画】

親子酒~柳家小さん 大酒飲みの親子。息子は将来のある身、間違いがあってはならないと自分も禁酒をするから息子も飲まないようにと約束をします。 さて、禁酒から10日余り過ぎまして息子が外に出かけた日、親父は我慢ができなくなりまして一本だけと女房...
か~こ

米揚げ笊(ざるや)~桂枝雀・五街道雲助・桂文枝【動画】

「米を揚げる米揚げいか~きぃ!」 桂枝雀~米揚げ笊 ある男、天満源蔵町の笊(いかき)屋重兵衛で売り子を探していると聞いて、紹介状をもらいます。「お前はしゃべりなので要らないことを喋らないように。三言喋れば氏素性が現われる。言葉多きは品少なし...
な~の

二番煎じ~古今亭志ん朝・立川談志・三笑亭可楽・春風亭柳橋【動画】

二番煎じ~古今亭志ん朝【動画】 "火事と喧嘩は江戸の華"  特に冬には火事が多くなることから商家の旦那衆が夜に番屋に集まって夜回りを始めようとしています。普段は共同で番太郎という夜回りをしてくれる人を雇うのですが、お上からのお達しで「旦那衆...
あ~お

お祭佐七(雪とん)~三遊亭圓生・古今亭志ん生

圓生、志ん生のお祭佐七 二編 お祭佐七~三遊亭圓生 往来を歩いていると女が一目見たいと押しかけ、役人が金棒で女を払ってようやく道が歩けるほどのいい男の飯島佐七郎。この人が行く所いつもお祭りのようになる、また木遣りが上手く祭りになるとこの人が...
か~こ

首提灯~三遊亭圓生・林家正蔵・立川談志・古今亭志ん朝・桂枝雀

首提灯~三遊亭圓生 芝の山内。品川遊郭に近い夜道を一人の町人が歩いています。このあたりは昼でも人通りが少なく、夜には追い剥ぎや辻斬りが出るという噂が絶えません。町人はかなり出来上がっている様子で、芝山内に入ってしまったことに気づきましたが、...
か~こ

歓喜の歌~立川志の輔

歓喜の歌~立川志の輔 歓喜の歌 ある年の大晦日前日。大晦日に公民館でコンサートを行う予定のコーラスグループが、ダブルブッキングになっていることが判明します。
か~こ

火事息子~古今亭志ん朝・三遊亭圓生・古今亭志ん生・林家正蔵

火事息子~古今亭志ん朝 落語 「火事息子」 古今亭志ん朝 ある冬の夜、神田三河町の伊勢屋という大きな質屋の近所が火事になります。風上なので飛び火の心配も無いだろうとは言いながら、人様のお品を預かる商売、蔵に目張りもしていないようなことでは店...
は~ほ

初天神~柳家小三治・笑福亭仁鶴・柳家小録・春風亭一之輔

初天神~柳家小三治 新しい羽織を誂えて、誰かに見せたくて仕方がない熊五郎。女房に「今日は初天神だから羽織を出せ」と言います。女房は、「行くなら息子の金坊を連れて行ってくれ。」と頼みます。熊五郎は、「あいつはこれ買ってくれ、あれ買ってくれとう...
は~ほ

橋場の雪(夢の瀬川)~柳家三三

「あなた、あなた」 橋場の雪~柳家三三 ある商家の若旦那のところへ幇間の一八が来て、向島の料亭で瀬川花魁が待っていると言います。 女房のお花に気づかれないよう家を抜け出して、瀬川のことを考えながら歩いているうちに吾妻橋を通り過ぎ、橋場の渡しのあたりまで来てしまいます。 ちょうど船が出る所で呼び止めましたが船は行ってしま