按摩の炬燵~桂文楽・桂春団治






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按摩の炬燵~桂文楽

寒さの続くある晩。大店に呼ばれた按摩が旦那やご隠居などの指圧をしたあと番頭に呼ばれます。

番頭は「今晩泊まっていかないか? お前の好きな酒をご馳走するよ。」「その代わり、今夜は一緒に寝てもらうよ。寝てから頼みがあるんだ。」と妙なことを言い出します。

覚書

昔、金持ちのご隠居などが布団に若い女を二人寝かせ、その間に入って寝るのを「生炬燵」と言ったようで、うらやましいかぎりです。

こちらは酒好きで、飲んだら体が火のように熱くなるという体質の按摩に、炬燵代わりになってもらうという噺で、だんだんに酔っていく按摩の仕草が絶妙です。後年、按摩いじめという批判が出てTV放送等では演らなくなり、按摩を幇間に変えて「幇間の炬燵」と改題されたものもありますが、廃れてしまいました。

この噺が名作だなんてことは言いませんが、楽しさや滑稽さ、理不尽さ、悲哀などすべて含めて”落語”なのだということは、古典落語を聴く人に理解してほしいもんだなと思います。

按摩の炬燵~桂春団治

こちらは按摩のほうが「寒いなら私に酒一升もらえたらええ炬燵になりまっせ」と言い出します。
もとは上方噺で、柳家小さんが東京に移して桂文楽で広く知られるようになりました。

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