圓朝作の落語

歴代名人の中でも別格の巧さだと伝わる大圓朝。人情噺、怪談噺を中心に多くの落語演目を創作しました。死神、真景累ヶ淵、牡丹燈籠などの名作を、大名人 三遊亭圓生、古今亭志ん生などの名演で堪能してください。

さ~そ

塩原多助一代記~古今亭志ん生・三遊亭圓生

『本所に過ぎたるものが二つあり 津軽屋敷に炭屋塩原』 塩原太助 上州沼田の塩原角右衛門は、三百石の田地を有する豊かな家で、後添いのお亀と娘のお栄、養子の多助の四人。お栄と多助を夫婦にして何不自由なく暮らしております。角右衛門が風邪がもとで亡...
か~こ

駒長~古今亭志ん生・古今亭志ん朝・五街道雲助

駒長~古今亭志ん生 借金だらけの長兵衛とお駒の夫婦。お駒が「借金の返済をどうするの」と聞きますと「あれば返すが無いものはしょうがない。俺にいい考えがある。あの丈八、借金が取れないと思いながらお前を目当てに通って来る。お前は丈八と度々会ってい...
は~ほ

福禄寿~三遊亭圓生・柳家さん喬

圓生最後のネタ下ろし 福禄寿~三遊亭圓生 落語 「福禄寿」 三遊亭圓生 福徳屋万右衛門の福徳 深川万年町の福徳屋万右衛門。本名は福田と言いますがあの人は福徳が備わっている、福徳屋だとこれが店の名前となります。子供が十八人、そのうち万右衛門の...
あ~お

お若伊之助~古今亭志ん朝・三遊亭圓生・桂歌丸・古今亭志ん生

お若も伊之助も悪くないのに・・ お若伊之助~古今亭志ん朝 落語 「お若伊之助」 古今亭志ん朝 お若が流行りの一中節を習いたいと言うので、出入りの鳶頭の初五郎に相談して元武士の菅野伊之助というのが三味線の腕もよく、年は若いが身の固い者だという...
あ~お

粟田口霑笛竹(あわだぐち しめすふえだけ)~林家彦六・古今亭志ん生

名刀 粟田口国綱を取り戻せ 粟田口霑笛竹(あわだぐち しめすふえだけ)~林家彦六 佐賀町河岸 正月の五日、深川万年町の刀屋岡本政七の番頭 重三郎が、芝の金森家から預かって研ぎ上げた刀を納めますと、重役の稲垣小左衛門が自ら出てきて褒められ、今...
か~こ

鰍沢~三遊亭圓生・古今亭志ん生・林家正蔵・金原亭馬生【動画】

鰍沢~三遊亭圓生【動画】 江戸から身延山(山梨県南巨摩郡)へ父親の骨を納めに行った新助。帰り道、鰍沢へ向けて身延山を出ますが大雪で道に迷ってしまいます。 こんなところで野宿をしたら死んでしまう。どこかに人家はないかと南無妙法蓮華経を唱えなが...
は~ほ

文七元結~古今亭志ん朝・三遊亭圓生・古今亭志ん生・立川談志【動画】

俺だってやりたかぁねぇよ。遣りたかねぇけど・・ 文七元結 古今亭志ん朝【動画】 江戸、本所達磨横町の左官長兵衛。左官としての腕は一流ですが、博打好きが高じて半年以上仕事もせずに借金を抱えています。 ある日、博打で大負けした長兵衛が身ぐるみ剥...
ま~も

緑林門松竹(またかのお関)~林家正蔵・三遊亭圓生

悪人ばかりの連続毒殺事件 医者 山木秀永の家・緑林門松竹(1)~林家正蔵 根津七軒町に山木秀永(やまぎしえい)という医者がいて、大層繁盛しております。この下男で田舎から出てきた新助という無愛想な飯炊男を伴に、木場の近江屋に向かいます。両国広...
ま~も

操競女学校(みさおくらべおんながっこう)~三遊亭圓生・古今亭志ん生

圓朝作 孝女の敵討ち二編 操競女学校・お里の伝 麹町表三番町にお小納戸役を努めていた永井源助。ある日、永井が剣術の指南をした旧友、讃岐丸亀の京極備中守の家臣 村瀬東馬が永井を訪ね、村瀬の盟友の姪で十六歳のお里をここで奉公させて欲しい、給金は...
さ~そ

心中時雨傘~古今亭志ん生

こぼれ松葉は枯れて落ちても夫婦連れ 心中時雨傘~古今亭志ん生 明日から開かれる根津権現の喧嘩祭りで「どっこい屋」という菓子当て物の屋台をしているお初。 歳は二十三、色白で口元が締まり小股の切れ上がったいい女で、婚礼話は数あれど、母親と二人暮らしで嫁に行くと母親が生活できなくなると、断りつづけている孝行娘。 慶応三年十月
た~と

怪談乳房榎~桂歌丸・三遊亭圓生

重信の幽霊が絵を描き上げ 怪談乳房榎~桂歌丸 絵師 菱川重信 秋本越中守家中で二百十石を取っていた間与島伊惣次。趣味の絵が評判になり、諸方から頼まれて絵を描いておりましたが、仲間からは侍ではない絵描きだと言われ、これが殿様の耳にも入って長の...
あ~お

安中草三牢破り~古今亭志ん生・三遊亭圓生

父とも思う半三郎のために盗みを犯して 安中草三牢破り~古今亭志ん生 安中草三 あらすじ 恒川半三郎 土屋能登守の家来の恒川半三郎は、父親はお料理方で半六と申しまして、十石二人扶持と言いますから極く小給の暮らしをしていました。半三郎は、小さい...
あ~お

怪談阿三の森(上下)~古今亭志ん生

深川牡丹町の近くの森。阿三(おさん)の森と言われていました。蛤町に住む漁師 善兵衛の娘”おかの”は、本所の旗本・松岡半之進の家に奉公していました。殿様のお手がついて妊娠、実家に帰されて女の子を出産し、阿三(おさん)と名付けます。
あ~お

江島屋騒動(江島屋怪談)~古今亭志ん生・桂歌丸

よくも娘を殺したな よくもお里を殺したな 江島屋騒動《上・下》~古今亭志ん生 《上》 深川佐賀町で医者を営む倉岡元庵が亡くなり、残された女房のお松と器量良しの十七歳の娘お里は家をたたんでお松の郷里に帰ります。 村の名主、源右衛門の一人息子源...
か~こ

怪談 累草紙(かさねぞうし)「親不知の場」~林家正蔵

誰やら後ろに・・ 怪談累草紙「親不知の場」~林家正蔵 堀越与右衛門 巣鴨鶏聲ヶ窪(けいせいがくぼ) 吉田監物の奥家老の堀越与左衛門の次男 与右衛門は、十一歳で越中の郷士のところへ世継ぎにやられ、そこで十年を暮らしていました。 二十一になると...
さ~そ

真景累ヶ淵~桂歌丸

桂歌丸のライフワーク 圓朝以来の「お熊の懺悔」を加えた通し7時間たっぷり 三遊亭圓生(林家正三・古今亭志ん朝)の真景累ヶ淵および各解説はこちらへ 桂歌丸のライフワーク。「お熊の懺悔」は圓朝以来演じられることのなかった噺で歌丸が復活させました...
さ~そ

真景累ヶ淵~三遊亭圓生・林家正三・古今亭志ん朝【動画】

通し八時間 圓朝怪談の最高峰『真景累ヶ淵』 ※桂歌丸の真景累ヶ淵(お熊の懺悔含む)はこちらへ 殺された累(るい)という女の怨霊談を圓朝が落語としてまとめたもので、当時の流行言葉だった「神経」を「真景」と読み替えて「真景累ヶ淵」 皆川宗悦の怨...
ま~も

もう半分~古今亭志ん朝・今輔・志ん生他【動画】

背筋が寒くなる 圓朝怪談の極み もう半分~古今亭志ん朝【動画】 江戸時代、千住大橋近くに夫婦で営む小さな居酒屋がありました。一緒になって七年になるがまだ子供はありません。主人は真面目で朝から肴を作り、昼も飯を出しましたので大層にぎわいました...
さ~そ

死神~三遊亭圓生・立川志の輔・立川談志・柳家小三治・柳家さん喬・三遊亭金馬

消える 消えるよ・・ 死神~三遊亭圓生【動画】 金がなく生活もままならない男。いっそ死んでしまおうと思い立ち、大きな木を見つけて首をくくろうとします。しかし「初めてだからどうやったらいいかわからない」と独り言を言いますと、木の陰から八十過ぎ...
は~ほ

怪談 牡丹灯籠~三遊亭圓生・柳家喬太郎・古今亭志ん生【動画】

怪談牡丹燈籠 お露と新三郎 三遊亭圓生 【落語】_三遊亭圓生_牡丹灯篭_お露と新三郎_【怪談】 浪人の萩原新三郎に恋したあげく焦れ死にをした旗本飯島平左衛門の娘お露。自分のために死んだと聞いた新三郎は、仏壇に向かって毎日回向をしています。盆...