泥棒・スリの落語

泥棒・スリが題材の落語を古今東西の名人で聴き比べ。
間抜けなこそ泥「出来心(花色木綿)」義賊次郎吉の人情噺「蜆売り」スリの悲哀「一文笛」強盗事件「阿弥陀池」などたっぷり

さ~そ

蜆売り~立川志の輔・古今亭志ん生・林家染二・桂小南【動画】

立川志の輔~新版 しじみ売り【動画】 落語 立川志の輔 「しじみ売り」 (音声のみ,2012.2) 江戸茅場町で魚屋を営む和泉屋次郎吉という男。普段は何の変哲もない魚屋ですが、裏の顔は"鼠小僧次郎吉"。庶民を苦しめる金持ち、大名から金を盗ん...
あ~お

梅若禮三郎~三遊亭圓生

通し二時間 義賊梅若礼三郎と貞女おかのの人情噺 梅若禮三郎~三遊亭圓生 能役者の梅若礼三郎。芸に行き詰まりを感じて、世の中を太く短く生きようと貧乏人を助ける義賊になります。神田鍋町の長屋に住む小間物屋の利兵衛は、三年前から腰が抜けて今では身...
た~と

出来心(花色木綿)~柳屋小三治・柳家小さん・古今亭志ん朝【動画】

柳家小三治~出来心【動画】 何をやってもうまくできない、こうなれば泥棒にでもなってやろうと思った男。兄貴分に泥棒の心得を教えてもらいます。ある家に入っていろいろと物色してみますが何んにもない。そこへ男が帰って来たのであわてて軒下に隠れます。
な~の

夏泥(置泥)~三遊亭金馬・三遊亭圓遊・五街道雲助・三遊亭金時【動画】

三十銭でいいから貸してくれ 夏泥~柳家小さん 夏の夜中にある長屋に泥棒が入ります。 蚊帳燻しを焚きっ放しにしている家を見て、灯も倹約して寝ているらしい、金を溜め込んでいるに違いないとこの家に入ります。 部屋の隅に男が寝ていますので起こして泥棒だと言いますと、男はそれなら安心だ。金は博打で巻き上げられて一文無しだと胸を
あ~お

阿弥陀池~桂米朝・桂枝雀・桂ざこば【動画】

桂米朝~阿弥陀池 近所の隠居の家を訪ねた喜六。隠居に「新聞を読め」と言われますが喜六は「便所の壁が剥がれたときに親父が貼ったものを毎日読んでいる」などと言っています。隠居は「堀江の通称『阿弥陀池(あみだがいけ)』和光寺の強盗事件を知っている...
あ~お

一文笛~桂米朝・桂きん枝・桂春蝶・林家染二【動画】

名うてのスリが子供に一文笛をあげたことから 桂米朝~一文笛 明治の頃。名うてのスリが老人に「お持ちの煙草入れを売っていただきたい」と言う。聞けば、スリ仲間がこの老人の煙草入れをスリとる権利を売買していたとのこと。だが、どうしても隙がないので...
ま~も

間抜け泥~柳家小さん・桂文楽

間抜け泥~柳家小さん 新米泥棒。「お寺の土蔵を破ろう」と言うと練り塀をぶち抜いて墓場へ入る。「"抜き足差し足"を忠実に守れ」と言えば、家を出た途端に抜き足差し足を始め、目的地についた時には足がつる。仲間内から「足を洗って堅気になれ」とまで言...
か~こ

釜泥(釜盗人)~柳家三三・桂文我・Tommy’s rakugo

釜泥~柳家三三 大泥棒 石川五右衛門が釜茹での刑になったことから、泥棒仲間が「世の中から釜をなくしてしまおう、釜という釜をすべて盗んでやろう」と相談がまとまります。まず標的になったのが豆腐屋さん。釜を盗まれては商売ができないと、また新しい釜...
ま~も

眼鏡屋盗人(めがね泥)~桂米朝・春風亭一之輔

頭、ここは化物屋敷です 眼鏡屋盗人~桂米朝 頭のところへ連れて来られた新米の泥棒、この町内のことが詳しいと聞いたので呼んだと頭が言いますと、隣の町内に長く住んでいたので詳しいと答えます。 金のある家はどこだと聞かれ、古金屋で鉄屑がいっぱいある。 そうじゃない、財産家はどこだと聞かれると代々金持ちの家があるが、
か~こ

碁泥~柳家小さん・古今亭志ん朝・金原亭馬生【動画】

煙草盆が来てないぞ! 碁泥~柳家小さん【動画】 碁と煙草に目のない旦那二人。今日も碁敵が訪ねてきますが碁が打てないようになってしまったと断りを入れます。 家内から、いつも二人が碁を打っているところの畳が焼け焦げだらけになっているのを見せられ、碁は火の用心が悪いのでやめてくれと言われた。何かよい案はないかと考え、碁は碁、
た~と

転宅~三遊亭金馬・柳亭市馬・桃月庵白酒

どうするどうする 転宅~三遊亭金馬 あるお妾。旦那は今日は泊まれないと次を約束して帰るのを五六間見送りして家に戻ります。 戸締まりをして座敷に入ると、男が座敷に上がりこんでお膳に残っていた料理を食べて酒を飲んでいる。
あ~お

芋俵~柳亭市馬・立川談修・柳家小さん他【動画】

与太郎を芋俵に入れて 芋俵~柳家小さん とある大店に盗みに入る相談をしている二人の盗賊。 ここは締りが厳重だが、芋俵に芋の代わりに人を入れ、向こうが店をしまうという頃に店へかついでいく。 さっきの芋屋で釣り銭を忘れたが芋俵は重い、後で取りに参りますのでちょっと預かってもらいたいと頼んでそのまま置いて取りにいかない。
あ~お

穴どろ~桂文楽・古今亭志ん生・柳家小さん他【動画】

豆腐の角に頭をぶつけて死んじまいな! 穴どろ~桂文楽 金策に走り回る男。家に帰ってくると女房から「どこへ行ってたんだよ 金はできたのかい」 「たった三両の金ができないとはだらしない、豆腐の角に頭をぶつけて死んじまいな!」 頭にきた男、家を飛び出しますが当てがあるわけではなく、思案しながら浅草新堀端あたりにやってきます。
た~と

探偵うどん~古今亭志ん生

探偵うどん~古今亭志ん生 明治の頃。本所と深川の境にある交番に飛び込んできた男。 小名木川に掛かる高橋で、主人の金三百円を取られた、どうか助けてくださいと頼み、巡査は早速非常線を張りますが犯人は見つかりません。 夜、担ぎのうどん屋を呼び止めた男が、うどん屋の荷をかつがせてくれ、身なりもそっくり貸してくれと言います。
さ~そ

鈴ヶ森~立川談志・春風亭一之輔・柳家喜多八

紙に書いて下さい 相手に読んでもらいます 鈴ヶ森~春風亭一之輔 新米の間抜けな泥棒。 親分が、お前はドジばかりなので泥棒に向かない、辞めたらどうだと聞きますと、新米は心をいれかえて悪事に励みますというので、今日は追い剥ぎに連れていくから目で覚えろと言い、連れ立って鈴ヶ森に向かって歩きながら予行演習をはじめます。
か~こ

だくだく(書割盗人)~立川志の輔・柳家喜多八

血がだくだくと出た つもり 立川志の輔 だくだく 家賃をためて長屋を出ていった男、家財を売り払って別の長屋に引っ越します。引越し先ではまず模造紙を買ってきて壁一面に貼ります。隣に住む絵好きの先生に頼んで壁に床の間、花瓶に花、着物が垂れた箪笥...
さ~そ

〆込み(締め込み)~古今亭志ん朝・桂文楽・三遊亭兼好他

締め込み~古今亭志ん朝 日の暮れ方にある長屋に入った泥棒。風呂敷に着物を包んでさて逃げようと思ったところに家人の帰って来る足音。長屋の一方口で裏口もありません。仕方なく風呂敷を置いたまま台所の板を上げると糠味噌桶の裏へ隠れます。