特集 志ん生艶ばなし
志ん生艶ばなし―志ん生の噺〈2〉 (ちくま文庫)に掲載されている二十席の聴き比べです。ごゆっくりどうぞ。
<<収録作品>>
疝気の虫・風呂敷・鈴ふり・たいこ腹・三年目・後生鰻・短命・義眼・つるつる・駒長・小咄春夏秋冬・紙入れ・羽衣の松・城木屋・ふたなり・百年目・二階ぞめき・町内の若い衆・幾代餅・姫かたり
志ん生艶ばなし
1.疝気の虫 | ある医者が変な虫を見つけ、「つぶしてしまおうか」と呟きますと、 虫が「助けてください」と言います。 | 古今亭志ん生・立川談志 |
2.風呂敷 | 亭主の留守に半七が訪ねてきたが、今日は遅くなると言って出かけた亭主が突然帰ってきます。 | 古今亭志ん生・古今亭志ん朝・立川談志・立川志の輔 |
3.鈴振り(鈴ふり) | 藤沢の遊行寺で跡継ぎを決める邪淫戒(じゃいんかい)のテストをすることに | 古今亭志ん生 |
4.幇間腹(たいこ腹) | 伊勢屋の道楽息子 孝太郎が馴染みの幇間に覚えたての鍼を打とうと | 古今亭志ん生・悠玄亭玉介・古今亭志ん朝・古今亭菊之丞・春風亭柳好・春風亭柳橋・三笑亭可楽・古今亭右朝・三遊亭小遊三・柳家喬太郎 |
5.三年目 | 他人も羨む仲の良い夫婦、妻がふとしたことから病の床につき・・ | 三遊亭圓生・古今亭志ん生・柳家小三治・古今亭志ん朝・柳家小三治・三遊亭圓楽 |
6.後生鰻 | あるご隠居。信心深く殺生はしない。ある日、浅草の観音様へお詣のあと天王橋のところまできますと、鰻屋が鰻を割き台に乗せてキリを通そうとしています。 | 桂歌丸・古今亭志ん生 |
7.短命 | 伊勢屋出入りの職人が近所のご隠居のところへきて、 伊勢屋の旦那が三度死んだと話しだします。 | 三遊亭圓楽・柳家さん喬・柳家小さん・柳家小三治・桂歌丸・立川志らく・立川談志 |
8.義眼 | ある男、医者に義眼を入れてもらい、どちらが新しい目かわからないと喜んでいます。 | 桂枝雀・古今亭志ん生・桂文治 |
9.つるつる | 吉原の幇間 一八。芸者のお梅に四年半越しで岡ぼれして今日こそはと・・ | 桂文楽・古今亭志ん生・立川談志 |
10.駒長 | 借金だらけの長兵衛とお駒の夫婦。お駒目当ての丈八を騙そうとしますが・・ | 古今亭志ん生・古今亭志ん朝 |
11.犬の災難(猫の災難) | 隣から預かった鶏を食べてしまった男が | 柳家小さん・古今亭志ん生・三笑亭可楽・柳家小三治 |
12.小咄春夏秋冬 | ||
13.紙入れ | 貸本屋の新吉。出入り先のおかみさんと割りない仲が続いています。 | 三遊亭圓生・古今亭志ん朝・古今亭志ん生・古今亭志ん輔・古今亭菊之丞・柳家喬太郎・柳家小さん・桂歌丸・立川談志・立川談笑 |
14.羽衣の松 | 美人の総取締りが天人。本当の美人だそうですが、この天人が東海道の三保と言う所へ降りた事がある。 | 古今亭志ん生 |
15.城木屋 | 江戸一番の評判の美人と言われる城木屋のお駒に思いを寄せる一番番頭の丈八は非の打ちどころのない醜男。 | 桂歌丸・三遊亭圓生 |
16.ふたなり | 昼でも薄暗い「栴檀の森」。若い女が声をかけてきます。 | 桂枝雀・古今亭志ん生・桂米朝 |
17.百年目 | 春、桜は満開。しかし、船場の大店に勤める番頭は今日も小僧たちに小言を言い、得意先廻りをすると言って出かけます。 | 三遊亭圓生・桂米朝・柳家小さん・笑福亭松鶴・桂枝雀・古今亭右朝 |
18.二階ぞめき | 若旦那の吉原通いを止めようと自宅の二階を吉原そっくりに改装して | 古今亭志ん生・立川談志 |
19.町内の若い衆 | 職人が大将の家を訪ねるとおかみさんが「みなさんのおかげ」と。 | 古今亭菊之丞・古今亭志ん生(7代馬生時代)・三遊亭圓楽・柳家権太楼 |
20.幾代餅 | 米屋の奉公人 清蔵がここ三日ほど寝込んでご飯も食べず床があがりません。聞けば絵草紙の幾代太夫に恋煩い | 古今亭志ん生・柳家さん喬・古今亭菊之丞・古今亭圓菊・金原亭馬生(10代目)・金原亭馬生(11代目)・柳家権太桜 |
21.姫かたり | 西国のさる大名家のお姫様とお付きの侍。姫が急に差し込みを起こして近くの医者を訪ね・・ | 立川談志・古今亭志ん生 |
ただいま人気の演目
こちらも合わせてたっぷりどうぞ