女御ケ島~露の五郎兵衛



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女御ケ島~露の五郎兵衛


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上方旅噺でおなじみの喜六。
横町のご隠居の家で「万国人間の図」という絵本を見せてもらいます。

南のほうには黒人、「小人国」「大人国」、お腹に穴の空いた人のいる「穴空き国」では腹の穴に棒を通して歩くという。「手長国」「足長国」などいろいろな国の中に、普通の綺麗な女の人が描いてあるところがある。

これは何ですかと聞くと、ここは女ばかりで男のいない女人国「女御ケ島」。男は一人もおらず、女は大人になると金銀の扇が配られ、朝早く日本の方角へ向かって神国の風来いと扇ぐと妊娠するという。
日本の男が朝早くにいきりたつのはこのためだとご隠居が言います。


喜六の話を聞いた清八と源兵衛。三人で女御ケ島を探しに行こうと魚釣りをしに行くと言って出かけようということになります。

船出をして数日、嵐に巻き込まれて生死の境をさまよいますがなんとか全員無事。澄み渡った海の向こうに島影が見えます。

覚書

「万国島めぐり」という上方の旅噺の目的地がこの女護ケ島です。
あまりにどぎついので、バレ噺の会というようなところでなければ聞くことはできないと思います。かいつまんで女護島までの筋を述べますと、

まず着いた小人国では昆布を見つけて食べようとすると人の家の屋根。食べ物はないかと聞くと、米粒があるが何粒食べるかと聞かれる。そんなものでは腹がいっぱいにならないと言うと、もう少し奥へ行けば大きな野菜が成っているところがあると言う。

しばらく歩いて喉が乾いたので水を飲もうと滝の下に行くと、これが滝ではなく「大人国」の男の小便。

巨人は、これはめずらしいと三人を印籠に放り込み、持って帰って巨人の子供のおもちゃにされます。脱走しようといろいろと試みますが失敗。あきらめかけたところへ巨人の屁に吹き上げられて天空に舞い上がり、着いたところが女御ケ島。

というような展開で、上方らしく小便だの屁だのという話が頻繁に出てまいります。

『上方落語の歴史』(前田勇 1966年刊)によると、小人国の殿様を捕まえて印籠に入れておいたら、「さすがは一国の城主、丸薬に腰を掛けて腹切ってた」でサゲるものもあったようです。

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