一文笛~桂米朝、林家染二他【動画】



桂米朝~一文笛


明治の頃、名うてのスリが老人に話しかけます。
「お持ちの煙草入れを、売っていただきたい」
聞けば、スリ仲間がこの老人の煙草入れをスリとる権利を売買していたとのこと。

だが、どうしても隙がないので誰も抜けない。
スリとしての意地のため、十円で売って欲しいとのこと。

「そこまで割って話されたら断りにくいな」と十円を受け取り、煙草入れを渡します。
しかしこの老人、思わぬ得をしたと思い懐に手を入れると財布がない。

さて、この男に堅気になった兄貴分が訪ねてきます。
男に堅気にならないかと言いますが、自分は裕福な人からしか盗らないと言います。

「なら、なんで一文笛を盗るような真似をした」
お前が子供の懐に放り込んだ笛のおかげでその子は・・・


覚書

桂米朝が三十代の頃に作った創作落語で、上方でも東京でもあまり演じる人のいない噺です。

話をお聞きになって、この男は本当に改心したのだろうかと疑問に思う方もいらっしゃると思います。
私もその一人でしたが、

米朝はこれについて、
「子供の話を聞いて、思わず利き手の左手で匕首をつかむ。とすると自然に右手が前に出ます。咄嗟の動作として自然なことで、最初から企んだことではない」
と言っています。

林家染二~一文笛

桂春蝶~一文笛


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