らくだ~桂米朝・笑福亭松鶴・桂ざこば・立川志の輔他【動画】



屍人にカンカンノウを踊らせると言え!

桂米朝~らくだ

大男でノラクラと暮らし、乱暴者で皆から嫌われて「らくだ」と呼ばれている男。

長屋に兄貴分の熊五郎が訪ねてきて、らくだがフグを食べて死んでいるのを見つけます。
通りががった紙屑屋に家財を買わせて葬儀の費用の足しにとようと声をかけますが、紙屑屋はここには金になるようなものは何もないと言います。

では、近所を回って香典を持って来いと、大家には酒肴の用意をするようにと紙屑屋に言いに行かせます。

らくだが死んだと聞いて近所の者は大喜び。大家は酒肴などとバカを言うなと追い返します。

熊五郎は、出さなければ屍人にカンカンノウを踊らせてやると言ってこいと再び紙屑屋に行かせ、それでも断られると屑屋にらくだを担がせて大家の家に乗り込みます。


紙屑屋が酔ってくるにつれて、自分の境遇をしみじみと話す場面や、熊五郎の立場が逆転してくるところがこの話の醍醐味なのですが、これは明治末期に桂文吾が付け加えたもので、文吾以前は単純な笑い話であったようです。

ただ、落語に単純な笑いを求めたり、弱者が強者をやりこめる、人情に泣く、しみじみといい気分になる、あるいは爽快な気分になるといったことを求める人(私も含めて)には、あまり気分のよいストーリーではないなぁというのが正直なところです。


立川談志~らくだ

立川志の輔~らくだ

笑福亭松鶴~らくだ


松鶴の十八番です。
米朝は、この松鶴のイメージを持ってお客様が観に来る。噺の力と松鶴のイメージに負けてしまうからと、五十歳になるまでこの噺を封印していました。

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1件の返信

  1. 03/29

    […] この噺は嫌いだという人も多くいるようですけれども、「らくだ」の兄貴分や「黄金餅」の金兵衛の直接的な残酷さよりも、災難をなんとか穏便に納めようとする人間の機微が垣間見え […]

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