『お笑い・漫才芸人列伝』
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。
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屍人にカンカンノウを踊らせると言え!
桂米朝~らくだ
大男でノラクラと暮らし、乱暴者で皆から嫌われて”らくだ”と呼ばれている男。長屋に兄貴分の熊五郎が訪ねてきて、らくだがフグを食べて死んでいるのを見つけます。通りががった紙屑屋に家財を買わせて葬儀の費用の足しにとようと声をかけますが、紙屑屋は「ここには金になるようなものは何もない」と言います。
「では、近所を回って香典を持って来い」「大家に酒肴の用意をするように言え」と紙屑屋に言いつけます。らくだが死んだと聞いて近所の者は大喜び。大家は「酒肴などとバカを言うな」と紙屑屋を追い返します。
戻った紙屑屋に熊五郎は「酒肴を出さないなら屍人にカンカンノウを踊らせてやると言ってこい」と再び紙屑屋に行かせ、それでも断られると屑屋にらくだを担がせて大家の家に乗り込みます。
覚書
紙屑屋が酔ってくるにつれて、自分の境遇をしみじみと話す場面や、熊五郎の立場が逆転してくるところがこの話の醍醐味なのですが、これは明治末期に桂文吾が付け加えたもので、文吾以前は単純な笑い話であったようです。
ただ、落語に単純な笑いを求めたり、弱者が強者をやりこめる、人情に泣く、しみじみといい気分になる、あるいは爽快な気分になるといったことを求める人には、あまり気分のよいストーリーではないなぁというのが正直なところです。
立川談志~らくだ
笑福亭松鶴~らくだ
松鶴の十八番です。
米朝は、この松鶴のイメージを持ってお客様が観に来る。噺の力と松鶴のイメージに負けてしまうからと、五十歳になるまでこの噺を封印していました。
古今亭志ん生~らくだ
三遊亭圓生~らくだ
柳家小三治~らくだ
桂ざこば らくだ
立川志の輔~らくだ
落語 らくだ(Spotify)
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桃月庵白酒/らくだ
柳亭市馬/らくだ
橘家文左衛門/らくだ
橘家園太郎/らくだ
三遊亭歌武蔵/らくだ
林家たい平/らくだ
落語 らくだディスコグラフィ
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コメント
[…] この噺は嫌いだという人も多くいるようですけれども、「らくだ」の兄貴分や「黄金餅」の金兵衛の直接的な残酷さよりも、災難をなんとか穏便に納めようとする人間の機微が垣間見え […]
古今東西の名人、達人のラクダを相当数拝聴したが面白さにおいて立川志の輔が群を抜いている。理屈ぬきにうまい。間の取り方が巧みで感情表現の力は天性のものだろう。アレンジも無理がなく抵抗感は無い。現在では本当に笑える、泣ける、唸らせる落語家は十指に満たない。