皿屋敷(お菊の皿)~桂枝雀・立川談志・桂米朝・三遊亭圓生・桂春団治他【動画】



九枚と聞いたら震えついて死んでしまうぞ

皿屋敷~桂枝雀

町内の若い衆が集まり、播州皿屋敷にお菊の幽霊が出てこれが大層別嬪だというので、みんなで一目見に行こうということになります。

井戸端で恨めしそうに一枚、二枚・・と皿を数え始めるお菊の幽霊。
恐ろしいがとても美しく皆見とれておりましたが、「九枚」という声を聞くと死んでしまうと言われていたので、七枚まで数えたところで逃げて帰ります。

明日も行こう、明後日もと見物に行く連中がどんどん増え、弁当や菓子の屋台が出るわでお菊も客に愛嬌を振りまくようになります。

覚書

江戸では番町皿屋敷、上方では播州皿屋敷。
江戸落語は大抵最初から最後まで怖いのですが、上方のものは怖い怖いと思わせておいてだんだんとおかしくなって最後にはばかばかしくなるものが多く、この噺もその口です。

十枚揃いの皿を一枚割ったために、あるいは色恋沙汰のいたずらや嫉妬のために隠されたことから殺されて、幽霊となり毎夜皿の数を数えるという話は岩手県滝沢市や江刺市、宮城の亘理郡、群馬の甘楽郡、滋賀県の彦根、島根県の松江、兵庫の尼崎、土佐の幡多郡、福岡は嘉麻市、長崎県五島列島の福江島、薩摩など日本各地にあります。

子供の頃読んだ本に、姫路城の郭内にお菊井戸というのがあり、この井戸の周りにお菊虫というのがいる。後ろ手を縛られて髪を振り乱したかたちに見える虫でお菊の怨念が宿っていると書かれていて、大層怖い思いをしたことを憶えていました。

後年姫路城に行った時にこの井戸を見つけて、井戸の中を覗き込んだり周りもずいぶん探してみましたがそれらしいものは見つからず、ほっとした気持ちと残念な気持ちが入り混じった複雑な心境になったことを思い出します。

お菊の皿~立川談志

皿屋敷~桂米朝

皿屋敷~三遊亭圓生

皿屋敷~桂春団治


桂文治、桂文我、五街道雲助、柳家喬太郎のものが続けて再生されますのでお時間のある方はたっぷりどうぞ。

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