甲府い~古今亭志ん朝・柳家小三治・三笑亭可楽・春風亭小柳枝


お笑い・漫才芸人列伝お笑い・漫才芸人列伝
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。

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縁は異なもの味なもの とうふごまいりがんもどき

甲府い~古今亭志ん朝

豆腐屋の店先で卯の花を盗み食いした男を、店の若い者が殴っています。出てきた主人が店の者を諌め、男に事情を聞きますと、「私は善吉と申しまして、早くに両親を亡くし叔父夫婦に育てられました。独り立ちをして育ての親に恩返しをしたいと身延山へ願をかけ、甲府から江戸へ出てきました。しかし浅草で財布をすられて一文無しになり、何も口に入れることができず思わず卯の花を盗み食いしてしまいました。」と話します。

聞いた主人は、自分と同じ法華を信心している若者がこういうかたちで店に来たのもお祖師様のお導きかと、善吉に店で働くように勧めます。善吉は喜び、毎日荷をかついで「豆腐~ぃ、ごま入りがんもどき~」と売りに歩きます。そのうち得意客もついて善吉からでなければ買わないという客も出てきます。

それから三年、善吉の働きぶりと人柄に惚れ込んだ主人夫婦は、善吉と娘と一緒にして自分たちは隠居し、善吉は今まで以上に働き孝行を尽くします。ある日、善吉は老夫婦に「育ててくれた叔父夫婦への礼と見延山への願ほどきに行きたい。」と言います。老夫婦は「あぁ、ぜひ行っといで」娘にも「名所見物やおいしいものを食べて来い。」と言って送り出します。

志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを ぬ「高田馬場」「甲府い」

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覚書

江戸人情に心が暖かくなる噺です。善吉は、演者によって猪之助になったり伝吉になったりします。

園窓は、真面目一方の善吉がサゲでいきなり洒落を言うのはおかしいと、主人が善吉に「堅いのはいいが、商いの時に洒落のひとつでも言えるようにならなきゃいけねぇ。」と諭す演出を加えていましたが、仲間には「落語だからあれでいいんだよ」と言われていたそうです。

『甲府ぃ~お参り~願ほどき~』最後にクスっと笑って、、それでいいかなと思います。

甲府い~柳家小三治

甲府い~三笑亭可楽

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甲府い~三笑亭可楽(九代目)

甲府い~春風亭小柳枝

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三遊亭圓窓/甲府い

落語 甲府い ディスコグラフィ

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