『お笑い・漫才芸人列伝』
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。
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ただし白湯にて用うべし
万金丹~柳家さん喬
旅の二人、路銀も尽きて口にするものは水ばかり。もう歩けないというところで古寺を見つけます。住職は快く二人を迎え、雑炊を振る舞われて食べてみますと赤土と藁の入ったひどいもの。これは食べられないと言いますと住職は「愚僧にも食せん」
翌日、「どちらへ行く」と聞かれ、「江戸をしくじり、上方の友人を訪ねていくところだが友人に会えるかどうか、働き口があるかどうかもわからない」と答えますと、住職は「あてのない旅ならば、出家をしてここで暮らさないか」と誘い、二人はこれを受けます。
酒の一滴も飲めず魚なども食べられない生活。二人は早々に飽きてしまったところへ和尚が京都の本山へ出かけることになり、早くとも帰りは一月後になると言って出かけます。
覚書
上方の旅噺「鳥屋坊主」「鳥屋引導」を明治初期に東京へ移して「万金丹」。上方では笑福亭系の持ちネタで仁鶴がたまにかけていましたが、とんと聞かれなくなりました。
東の旅の煮売屋や七度狐の引用もありますので最初だけ聞いているとどちらの噺かわかりません。
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