八五郎坊主~桂枝雀・桂文我・桂雀々・林家染二



つまらん奴は坊主になれ

八五郎坊主~桂枝雀


甚兵衛さんのところに来た八五郎。
「つまらん奴は坊主になれ」と言いますけど、どういう意味でしょう」と聞きますと、甚兵衛さんは、「何もしないでぶらぶらしている奴は世の中の役に立たないからいっそ出家して坊主になれということだと答えます。」

八五郎は、「自分は親も兄弟も嫁も子供も仕事もなく、それをどうしようかという知恵もない。自分のような者こそ坊主になるべきだ」と言い、甚兵衛さんに紹介状をもらって下寺町の「ずく念寺」を紹介してもらいます。

八五郎坊主~桂文我

八五郎坊主~桂雀々

八五郎坊主~林家染二

覚書

上方では橘ノ圓都や桂文蝶などが得意とし、文蝶から枝雀へと受け継がれていきました。
東京では三遊亭百生(二代目)、桂小南(二代目)などがたまにかけていました。

サゲは、「頭を剃るなりすぐ名を付けた」というのがもともとで、ご飯粒を摺って糊の代わりに使う時、すぐに使わないと固まってしまうので、「(ノリカス(糊の滓)は摺るなり付けるなり」というのをもじったものでした。

枝雀はこれでは伝わらないと「はしかも軽けりゃ疱瘡(ほうそう)も軽い」というのをもじって「はしかも軽けりゃホウシュンも軽い。・・・これでおぼえまっさ」と自分の名前を覚え、「わいの名前は『はしか』いうねん」でサゲています。

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