鼻ねじ(隣の桜)~桂小南・林家染左【動画】






お笑い・漫才芸人列伝お笑い・漫才芸人列伝
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鼻ねじ~桂小南

ある商家の主人が丁稚の定吉を呼び、「隣家に住む学者がうちの桜の枝を折っていたので、行って談判してこい」と言いつけ、口上を教えます。

「今日も結構な、お天気でござります。主人が縁先で桜を眺めておりますと、急に花が落ちて参りました。見ると先生が私どもの桜の枝を無断で手折っておられます。もし御入用なれば隣家様の事ゆえ、根引きにでもして差し上げます。日頃から書に眼を曝して、子曰くの一つも心得てござる先生に似合わざる儀かと心得ます。言語同断、落花狼藉の所業というものです。その御返答を承って帰ります」

定吉、そんな長い口上はとても覚えられないと言いますが、主人は口移しで教えてやるからと無理やりに教えて隣へ送り出します。しどろもどろの口上に学者の答えは、「塀越しに隣りの庭へ出た花は 捻(ね)じようが手折ろうがこちら任せじゃ」というものでした。怒り心頭の主人は番頭を呼び、学者に仕返しをする方法を考えてくれと頼みます。

番頭はすぐに、花見の宴を開くから一同お集まりいただきたいという回状を、親戚縁者や長屋の連中、出入りの職人などに回します。

覚書

『漢学者』『隣りの花』という演題もありましたが、現在は『鼻ねじ』が主流になっています。樹木を勝手に切られたという隣家とのトラブルはありがちな話で、ニュースなどでもたびたび耳にします。

この噺は上方の古典落語ですので、江戸の昔からこういうトラブルが絶えず続いているということで、人間というのはあまり進化しないのだなと改めて思います。

鼻ねじ~初代 桂春団治

https://www.nicovideo.jp/watch/sm9864234

隣の桜~林家染左【動画】

落語 鼻ねじ隣の桜 ディスコグラフィ

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初代桂春團治
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