聴き比べ落語名作選へようこそ!
古典落語、新作落語・創作落語から、季節の落語、人情噺、滑稽噺、そして古き良き廓話やあまり高座ではかけられない艶笑落語・破礼噺(バレ噺)まで、古今東西の大看板の映像・音声で聴き比べています。
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じっくり聴きたい人情噺(世話噺)【上級者向け】
人情噺は、夫婦や親子などの人情を感じさせ、気持ちがやすらぐ噺だと思っておられる方も多いと思います。芝浜、唐茄子屋政談、藪入りなどが代表格ですね。広義にはそれも人情噺と言って間違いないなく、むしろこちらが人情噺として定着しつつありますが、狭義では、特に江戸落語界では、落語と人情噺は別物とされていました。
人情噺は、江戸時代に起こった事件や怪談、町人の生活を描いた演目で、歌舞伎で「世話物」と呼ぶことから、落語でも「世話噺」という言い方が定着しています。一席は40分から1時間程度、ストーリーによっては数回、数十回に分けて口演する「続き噺」の形態をとり、人情噺ができないと真打ちとは認められませんでした。
また、落語はオチのある噺であるのに対して、人情噺にはオチはなく、ドラマの登場人物になりきってストーリーを演じていきます。