応挙の幽霊~入船亭扇橋・蝶花楼馬楽
『お笑い・漫才芸人列伝』 NEW!!
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。
幽霊さん、イケるくちだねぇ
応挙の幽霊~入船亭扇橋【動画】
旦那の好きな幽霊の掛け軸を持って旦那のところへ何度も行った骨董屋。ずっと留守で明日にしようかと思っていたところへ旦那が店に入ってきます。早速掛け軸を旦那に見せて円山応挙の作だと言いますと、旦那は「今時応挙の絵が出ているわけはない、贋作だろう」とは言いながらも「いい幽霊だ。今にも絵から抜け出して来そうだ」と大変気に入った様子。
四、五人が売ってくれと言ってきているのだが、先約があると断っている、百円というところですが十円お引きしまして九十円でいかがでしょうかと骨董屋が言いますと、旦那は他の人に買われるのも悔しいからと前金を置いて「明日の朝持ってきてくれるように」と言って帰ります。
骨董屋は、市で五円で買ってきたがよく儲かったと喜び、早速一杯始め、幽霊のおかげだと軸を床の間にかけ、酒肴を備えて礼を言って回向しますと、急に酒が旨くなり、ふと寒気がします。
目の前に絵の幽霊が現れ「掛け軸の中から出て参りました」と言います。
覚書
江戸時代の中期から後期にかけて写生画を得意として活躍した円山応挙。幽霊に足がないというのを日本に定着させた画家としても有名です。
この噺をもとにして、新内節や歌舞伎の題材としても取り上げられました。
応挙の幽霊~六代目 蝶花楼馬楽
落語 応挙の幽霊 ディスコグラフィ
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蝶花楼馬楽
CD
三遊亭兼好
DVD
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