柳家

か~こ

金魚の芸者~柳家小満ん

水中に牡丹くずるる金魚かな 金魚の芸者~柳家小満ん 落語 金魚の芸者 柳家小満ん 本所で魚屋 魚勝を営む勝五郎。女房に「昨夜、妙な夢を見た。うちの水の金魚、"更紗の丸っ子"が」と話し始めます。この金魚は、ある日勝五郎が得意先へ魚を届けた帰り...
さ~そ

かんしゃく~桂文楽・柳家小三治・三遊亭金時【動画】

かんしゃく~桂文楽【動画】 落語 かんしゃく 八代目桂文楽 大富豪で、大層な癇癪持ちの旦那。運転手つきの車で帰宅しましたが誰も出迎えていない。玄関を入るなり「おいこら!誰もおらんのか」「箒が立てかけてあるぞ!」「下駄が散らばっているぞ!」「...
た~と

頓馬の使者~柳家小さん

山田洋次作 恋女房の死を伝えに行く熊さん 頓馬の使者~柳家小さん 江戸の頃。女房のお菊に首ったけの八五郎、友達に誘われて吉原に遊びに行きますがこれがお菊に知れて家を追い出されてしまいます。夫婦喧嘩は犬も食わないと長屋の連中も放っておきますが...
た~と

高砂や~柳家小さん・春風亭柳橋・雷門助六

高砂や~柳家小さん ご隠居の家に羽織を借りに来た八五郎。町内一の財産家と言われる伊勢屋の婚礼の仲人役を仰せつかったのだと言います。ご隠居がどうしたわけだと聞くと、八五郎が昔から出入りの材木問屋の娘に伊勢屋の若旦那が一目惚れして、八五郎が仲に...
か~こ

喧嘩長屋~桂文枝・桃月庵白酒・柳家金語樓

喧嘩長屋~桂文枝 落語 「喧嘩長屋」 桂文枝 始終喧嘩が絶えない長屋。人呼んで"喧嘩長屋"では今日も帰りが遅い亭主を待っている女房が「女遊びでもしているのだろう、今に帰ってきてみやがれ」と投げつけるものを手元に引き寄せだしています。
や~ん

幽霊蕎麦~柳家権太楼

幽霊蕎麦~柳家権太楼 落語 「幽霊蕎麦」 柳家権太楼 腐ったはんぺん食べて死んだ夫が浪費癖のある妻のもとに出てきて「四十九日の法事もやってくれないので次に行けず返されてきた。供養してくれよ」と妻に訴えますが、妻は「香典で着物を買ったので金は...
は~ほ

本膳~柳家小さん・三遊亭金馬

里芋は膳の上に転がすだ 本膳~柳家小さん 手習いの先生の所にやってきた村人一同。何事かと聞きますと、村長の所に嫁が来て村人一同が祝物を差し上げ、その返礼として今晩ご馳走をすると回状が回ってきたのだが、簡単な料理だろうと思っていたら本膳の総振...
ま~も

身投げ屋~柳家金語楼

俺の貧乏は足が早いんだ 身投げ屋~柳家金語楼 財布を落としたという男。「いくら入ってたのだ。」と聞くと「二百円入っていた。」、よくよく聞いてみると、そういう財布が落ちてないかなと。聞いていた男はあきれて「元手のかからない商売がある。」と教え...
は~ほ

一目上り~柳家小さん・古今亭志ん生・三遊亭金馬・三遊亭小圓朝【動画】

一目上り~柳家小さん【動画】 ご隠居の家に新年の挨拶に来た八五郎。狩野探幽の絵の掛け軸を見て「薄汚い」だの「笹っ葉の塩漬けの絵か」などと言うのに、ご隠居は、これは「雪折れ笹」堪忍の絵だと言います。 『しなわるるだけは堪えよ雪の竹』の賛があり...
か~こ

きゃいのう~柳家金語楼・古今亭志ん丸・柳家小せん・柳家一琴

はじめてもらった台詞が「きゃいのう」 きゃいのう~柳家金語楼 駆け出し役者の團五兵衛。友人に「今、どこかへ出ているのか」と声をかけられ、女言葉で「どうして、見に来てくれないの」と言いますが、初舞台はどこに出たか分からず聞くと、"車引きの牛の...
あ~お

浮世根問~柳家小さん・立川談志

浮世根問~柳家小さん ご隠居を尋ねた八五郎。部屋の隅に本が山積みになっているのを見つけて「本を読むと儲かりますか?」と訊きます。
な~の

睨み返し~柳家小三治・柳屋小さん・三笑亭可楽【動画】

大晦日 箱提灯は恐くなし 睨み返し~柳家小三治【動画】 落語 「睨み返し」 柳家小三治 「大晦日、箱提灯は恐くなし」で、この日だけは箱提灯を持つ侍より、弓張り提灯を持った掛取りの方が怖かった。長屋の熊五郎。金策ができず女房に「どうすんだよ」...
ま~も

間抜け泥~柳家小さん・桂文楽

間抜け泥~柳家小さん 新米泥棒。「お寺の土蔵を破ろう」と言うと練り塀をぶち抜いて墓場へ入る。「"抜き足差し足"を忠実に守れ」と言えば、家を出た途端に抜き足差し足を始め、目的地についた時には足がつる。仲間内から「足を洗って堅気になれ」とまで言...
は~ほ

富士詣り~橘ノ園・三遊亭小園朝

五戒を破った奴は懺悔しな 富士詣り~柳家権太楼 「講」を組んで富士山へと出かけた長屋の連中。 ろくに登ってもいないのに早くも先達に一休みしましょうと言い出します。 先達は「六根清浄」と掛け声をかけながら登ると体にはずみがついてよいと教え、しばらくは調子よく登りますが結局続かず休憩をとることになります。 お山は晴天でよか
か~こ

雉子政談(小泉八雲・雉子のはなし)~柳家喬太郎

雉子政談~柳家喬太郎 里山に住む夫婦。亭主は畑仕事、女房は機(はた)を織っておだやかに暮らしています。ある晩、女房の夢の中に「おい、お光ッ」と三年前に亡くなった亭主の父親が現れ「私は近々、恐ろしい目に遭う。その時助けてくれ。頼んだよ、お光」...
は~ほ

初音の鼓~立川談志・三遊亭圓生・柳家喬太郎

初音の鼓~立川談志 【落語】立川笑志『初音の鼓』 骨董好きの殿様にいろいろな道具を持ってくる吉兵衛。重役の三太夫に、義経公が静御前に賜ったという『初音の鼓』を持ってきたので取次をお願いしたいと頼みます。三太夫が「本物か?」と聞くと「まさしく...
さ~そ

佐野山~金原亭馬生・柳家権太楼【動画】

横綱谷風の人情相撲 佐野山~金原亭馬生 十両筆頭の佐野山は小さな体と大の親孝行が評判で人気がありました。ある時、母親が寝付いてしまい、その看病をしていましたが一向に良くならず医者代、薬代の支払いに追われて、看病疲れの上に十分なものも食べずに...
た~と

万金丹(鳥屋坊主)~桂歌丸・笑福亭松喬・柳家小さん・柳家さん喬・立川談志・桂歌丸

ただし白湯にて用うべし 万金丹~柳家さん喬 落語 「万金丹」 柳家さん喬 旅の二人、路銀も尽きて口にするものは水ばかり。もう歩けないというところで古寺を見つけます。住職は快く二人を迎え、雑炊を振る舞われて食べてみますと赤土と藁の入ったひどい...
ま~も

松山鏡~桂文楽・古今亭志ん生・柳家三三他【動画】

「亡き人の恋しきときは鏡をぞ見よ」 松山鏡~桂文楽 鏡というものを知らない人が大半だった時代の話。越後の松山村に"正直正助"と言われる実直な男がおりました。両親が亡くなって十八年の間墓参りを欠かしたことがない親孝行。お上からご褒美をいただく...
た~と

町内の若い衆(氏子中)~古今亭菊之丞・古今亭志ん生・三遊亭圓楽

町内の若い衆のおかげです 町内の若い衆~古今亭菊之丞 ある職人の男が、大将のところを訪ねますと、応対に出たおかみさんがお茶を出し、主人は生憎寄り合いにでかけて留守だと言います。 男はいつも家の中をきれいにしてらっしゃる、大将も働き者だと茶話をしていますと庭のほうで工事の音がする。
は~ほ

無精床~古今亭志ん生・三遊亭圓生・古今亭志ん朝・柳家小さん

この水 ボウフラが湧いてるよ 無精床~古今亭志ん生 無精床の異名をとる床屋。誰も寄り付かずいつもガラガラ。誰も入らないかと思えば、知らない人が覗いて空いてるからすぐやってもらえるだうろと入って来る。 元結を切ってくれと言うと自分でやれ、髪を...
た~と

長短~桂文治・桂三木助・柳家さん喬・春風亭一之輔【動画】

江戸言葉の粋 長短~桂文治【動画】 気の長い長さんと短気な短七。正反対な二人ですが小さな頃から仲が良い。 長さんが短七のところへ来て、「ゆうべ 夜中に 小便が したくなって・・」と話し出します。 結局「今日は雨になった」と言うのに、昨夜の夜中に小便に出たら雲が赤かったので明日は雨かと思ったらやっぱり雨だというのんびり具
ま~も

紋三郎稲荷~三遊亭圓生・三遊亭円歌・柳屋小せん

わしは稲荷の使いであるぞ 紋三郎稲荷 三遊亭圓生 常陸の国 笠間藩の家臣 山崎平馬は参勤交代の時に風邪をひいてしまい、3~4日遅れて江戸へ出発します。まだ「コンコン」と時折咳き込みながら幸手の松原に着くと、駕籠屋が「松戸への帰り駕籠なので安...
は~ほ

花見酒~古今亭右朝・春風亭柳橋・三遊亭小園馬・春風亭一之輔

酒なくて何の己が桜かな 花見酒~古今亭右朝 桜は満開、金無しの兄貴分が弟分に「花見に行って金儲けしないか」と持ちかけます。「おととい向島へ行ったんだが、花は満開人も大勢だが白鬚から先に茶店が一軒もない。三升ばかり酒を持っていって湯呑みに一杯...
か~こ

碁泥~柳家小さん・古今亭志ん朝・金原亭馬生【動画】

煙草盆が来てないぞ! 碁泥~柳家小さん【動画】 碁と煙草に目のない旦那二人。今日も碁敵が訪ねてきますが碁が打てないようになってしまったと断りを入れます。 家内から、いつも二人が碁を打っているところの畳が焼け焦げだらけになっているのを見せられ、碁は火の用心が悪いのでやめてくれと言われた。何かよい案はないかと考え、碁は碁、
ま~も

味噌蔵~立川談志・三遊亭圓遊・桂三木助・柳家小三治・柳亭市馬【動画】

立川談志~味噌蔵 しわい屋という味噌問屋。店主はケチで有名なケチ兵衛。四十を過ぎて嫁をもらわず一人で暮らしています。親類が心配して嫁をもらえと言います。ケチ兵衛は「子供でもできれば金がかかってしょうがない。」と言いましたが断りきれず、「では...
さ~そ

粗忽の使者(月並丁稚)~柳家小さん・桂ざこば・古今亭志ん朝・古今亭志ん生

粗忽の使者~五代目 柳家小さん 杉平柾目正の家臣、地武太治部右衛門(じぶたじぶえもん)は家中でも有名な粗忽者ですが、殿様はその粗忽さをおもしろがって重用しています。 この柾目正の親戚筋にあたる赤井御門守がこの噂を聞きつけ、「機会があればこち...
ま~も

松曳き~柳家小さん・立川談志・桃月庵白酒

こうなっては切腹を斬らずばなるまい 松曳き~柳家小さん 粗忽な大名 赤井御門守が、殿様に輪をかけた粗忽者の家来 田中三太夫を呼びます。 築山の松の木が月を隠すので、泉水べりへ植え替えられないかと聞きます。 三太夫は、あの松は先代のお手植えの松、枯らすようになりますと先代を枯らすことになる。餅は餅屋と申しますので餅屋を呼
は~ほ

河豚鍋~桂吉朝・笑福亭松喬・桂福丸・笑福亭笑助・柳家一琴

河豚鍋~桂吉朝 ある男のところに馴染の幇間が訪ねてきます。二人でフグ鍋を囲んでいますが"ふぐは食いたし命は惜しし"で二人とも食いかねていると、乞食が「お余りを恵んでください」と来ます。これ幸いと鍋を分けてやり、こっそりと後をつけますと、乞食...
あ~お

浮世風呂~三遊亭圓生・春風亭柳好・柳家小さん

てんでんに浄瑠璃洗う風呂の中 浮世風呂~三遊亭圓生 湯屋の中で、男は流しに出ている時は静かですが、湯船に浸かっていると歌などを唄って騒々しい。ご婦人方は逆で湯に浸かっている時は静かですが、洗い場に出ると世間話で賑やかになります。 お年寄りな...