た~と

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壺(壷の幽霊)~三遊亭円歌

壺~三遊亭円歌 ある男が部屋を借りにきますと、大家は家賃800円と破格の値段で貸すと言う。敷金は3ヶ月くらいもらっとこうか、と言いかけた大家「いや、あんたが入って大丈夫そうなら、そのあとでもらおうか」。
た~と

電報違い~三遊亭円歌(二代・三代)

電報違い~三遊亭円歌(二代目) 東京・日本橋石町(現・本石町)の植木屋 信太(シンタ)は、出入の生薬屋(きぐすりや)の旦那に誘われて伊勢詣りに同道します。帰途の名古屋で、列車へ飛び込み心中をしようとしている若い男女を見つけて、必死でなだめて...
た~と

搗屋無間~春風亭柳枝

堅物の徳兵衛が丸山花魁の絵姿に恋煩い 搗屋無間(前編)~春風亭柳枝 搗屋無間(後編)~春風亭柳枝 日本橋人形町の搗米屋 越前屋に十三年奉公している徳兵衛。いたって堅物で道楽もなく、主人への預け金も十四、五両になっています。その徳兵衛が寝込ん...
た~と

頓馬の使者~柳家小さん

山田洋次作 恋女房の死を伝えに行く熊さん 頓馬の使者~柳家小さん 江戸の頃。女房のお菊に首ったけの八五郎、友達に誘われて吉原に遊びに行きますがこれがお菊に知れて家を追い出されてしまいます。夫婦喧嘩は犬も食わないと長屋の連中も放っておきますが...
た~と

高砂や~柳家小さん・春風亭柳橋・雷門助六

高砂や~柳家小さん ご隠居の家に羽織を借りに来た八五郎。町内一の財産家と言われる伊勢屋の婚礼の仲人役を仰せつかったのだと言います。ご隠居がどうしたわけだと聞くと、八五郎が昔から出入りの材木問屋の娘に伊勢屋の若旦那が一目惚れして、八五郎が仲に...
か~こ

狸茶屋(金玉茶屋)~笑福亭松鶴

狸茶屋(金玉茶屋)~笑福亭松鶴 落語 「たぬき茶屋」 笑福亭松鶴(六代目) 新町の茶屋。ここらあたりは、"照らしの小山"(おやま)ではなく、"送り"の店が多くありました。男が馴染みの茶屋へ上がります。女将が「長らく顔を見せなかったが、またあ...
た~と

鼻ねじ(隣の桜)~桂小南・林家染左【動画】

鼻ねじ~桂小南 ある商家の主人が丁稚の定吉を呼び、「隣家に住む学者がうちの桜の枝を折っていたので、行って談判してこい」と言いつけ、口上を教えます。
た~と

辻八卦~金原亭馬の助

忠臣蔵五段目を語る客に 辻八卦~金原亭馬の助 忠臣蔵特集 落語「辻八卦」 初代金原亭馬の助 往来の辻占い。「今日は師匠の十三回忌である。余興に当て物をしよう」と男を呼び止めます。取り巻いていた男を呼んで、商売を当てよう「金物屋ではないですか...
た~と

苫ヶ島(とまがしま)~笑福亭松鶴・桂文我

出たな物の怪 苫ヶ島~笑福亭松鶴 紀州公のご帰還 紀州の殿様 紀伊大納言頼宣が長らくの江戸詰めから久し振りに紀州の方へお帰りになります。大名行列が和歌山へと近付いてまいりまして、いよいよ本日お国入りと聞き、和歌山の本町筋では領民一同で町並み...
た~と

大師の杵~三遊亭金馬・林家正雀・春風亭小朝他(動画)

川崎大師 女除けの由来 大師の杵~三遊亭金馬 空海上人が諸国を回って修行をしていた二十五歳の時、武蔵の国橘郡平間村、今の神奈川県川崎に来た時、名主の源左衛門宅に逗留いたします。 真言秘密の法というので、あらゆる病人の加持祈祷をしまして不治難病といえどもたちどころに治ると評判になり、近在から人が押し寄せます。
た~と

蛸坊主~林家正蔵(彦六)

蛸坊主~林家正蔵(彦六) 不忍池近くにある小料理屋に入った四人の旅の僧。「我々は高野山の僧である。生臭いものは頂かない。前栽物(せんざいもの・野菜類)の椀を」と注文をします。
た~と

転宅~三遊亭金馬・柳亭市馬・桃月庵白酒

どうするどうする 転宅~三遊亭金馬 あるお妾。旦那は今日は泊まれないと次を約束して帰るのを五六間見送りして家に戻ります。 戸締まりをして座敷に入ると、男が座敷に上がりこんでお膳に残っていた料理を食べて酒を飲んでいる。
た~と

探偵うどん~古今亭志ん生

探偵うどん~古今亭志ん生 明治の頃。本所と深川の境にある交番に飛び込んできた男。 小名木川に掛かる高橋で、主人の金三百円を取られた、どうか助けてくださいと頼み、巡査は早速非常線を張りますが犯人は見つかりません。 夜、担ぎのうどん屋を呼び止めた男が、うどん屋の荷をかつがせてくれ、身なりもそっくり貸してくれと言います。
た~と

土橋万歳~林家染二・桂米朝・桂小南【動画】

忠義の番頭に若旦那は改心するか 土橋万歳 林家染二 船場の大店 播磨屋の離れ座敷。丁稚の定吉が割り木を片手に若旦那の作次郎を見張っています。作次郎、定吉に羊羹と二十銭銀貨を与えて「ミナミの茶屋大梅の連中と約束がある。ご飯を食べたらすぐに帰っ...
た~と

髑髏柳~林家正蔵【動画】

髑髏に声をかけられて 髑髏柳~林家正蔵【動画】 戊辰戦争(明治元年~明治2年(1868年~1869年))の上野戦争で共に闘った元旗本の川村と鳥山。明治7年、戦争後はじめて広小路で再会します。お互いに近況を話し、翌日ゆっくり話そうと料理屋"雁...
た~と

鉄拐(てっかい)~立川談志【動画】

一身分体の術 鉄拐~立川談志  支那の横町に上海屋唐左衛門という大きな貿易商がありまして、海外にも支店を持って大きな商売をしていました。 毎年正月には世界中から出入りの商人や友人知人を集めて大きな宴会を催して、珍しい芸人に余興をやらせます。
た~と

天災~春風亭柳橋・立川談志・林家正蔵・柳家小三治

天災~桂ざこば 気短な男が近所のご隠居のところへ駆け込んできます。「仕事の帰りに一杯飲んで帰ったら女房に文句を言われたので殴った。母親が出てきて、何故嫁に手をかける叩くなら私を叩けと言うので殴った。あんたどっちが悪いと思う?」
た~と

大名房五郎~三遊亭圓生

雨が降ると絵の中の人が傘を差す 大名房五郎~三遊亭圓生 下谷車坂に住む大工の棟梁 房五郎。茶席を作らせると右に出る者がいないというほど腕がよい。歳は二十九で九代目の市村羽左衛門に生き写しという誠にいい男でしたが、女房も持たず居候を置いて収入...
た~と

万金丹(鳥屋坊主)~桂歌丸・笑福亭松喬・柳家小さん・柳家さん喬・立川談志・桂歌丸

ただし白湯にて用うべし 万金丹~柳家さん喬 落語 「万金丹」 柳家さん喬 旅の二人、路銀も尽きて口にするものは水ばかり。もう歩けないというところで古寺を見つけます。住職は快く二人を迎え、雑炊を振る舞われて食べてみますと赤土と藁の入ったひどい...
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町内の若い衆(氏子中)~古今亭菊之丞・古今亭志ん生・三遊亭圓楽

町内の若い衆のおかげです 町内の若い衆~古今亭菊之丞 ある職人の男が、大将のところを訪ねますと、応対に出たおかみさんがお茶を出し、主人は生憎寄り合いにでかけて留守だと言います。 男はいつも家の中をきれいにしてらっしゃる、大将も働き者だと茶話をしていますと庭のほうで工事の音がする。
た~と

大仏餅~桂文楽

大仏餅~桂文楽 御徒町に店を構える河内屋金兵衛の店先に、貧しいなりをした小さな子どもが入ってきます。「父親が怪我をしたので煙草の粉を少し分けてほしい。」と言います。見れば父親は膝を怪我しており目が不自由な様子。
た~と

長短~桂文治・桂三木助・柳家さん喬・春風亭一之輔【動画】

江戸言葉の粋 長短~桂文治【動画】 気の長い長さんと短気な短七。正反対な二人ですが小さな頃から仲が良い。 長さんが短七のところへ来て、「ゆうべ 夜中に 小便が したくなって・・」と話し出します。 結局「今日は雨になった」と言うのに、昨夜の夜中に小便に出たら雲が赤かったので明日は雨かと思ったらやっぱり雨だというのんびり具
さ~そ

粗忽の使者(月並丁稚)~柳家小さん・桂ざこば・古今亭志ん朝・古今亭志ん生

粗忽の使者~五代目 柳家小さん 杉平柾目正の家臣、地武太治部右衛門(じぶたじぶえもん)は家中でも有名な粗忽者ですが、殿様はその粗忽さをおもしろがって重用しています。 この柾目正の親戚筋にあたる赤井御門守がこの噂を聞きつけ、「機会があればこち...
た~と

代脈~古今亭志ん朝・三遊亭圓生・春風亭一之輔・桃月庵白酒・桂鯛蔵

与太郎医者 伊勢屋のお嬢さまを診る 代脈~古今亭志ん朝 江戸中橋で名医と知られた古法家(漢方医)尾台良玄。この良玄の弟子で銀南という者がおりまして、子供の頃は目から鼻へ抜けるような利口者だったのが、十五、六の頃から食と色に狂って他の事は愚鈍...
た~と

てれすこ~三遊亭金馬・三遊亭圓生・三遊亭圓歌

イカの干したものをスルメと言わせるなよ てれすこ~三遊亭金馬 ある漁場で名前のわからない魚が獲れ、村中聞いて回りますが誰にもわからない。 漁師たちはその魚を持って奉行所を訪れますが、漁師にわからないものが役人にわかるはずがなく、役人奉行議論の末、その魚の魚拓をとって貼り出して名前がわかる者は申し出でよ。褒美として百両の
た~と

田能久(たのきゅう)~三遊亭圓生・立川談志・立川平林【動画】

呑んでやるから裸になれ 田能久~三遊亭圓生 落語 三遊亭圓生 田能久 阿波徳島の田能村の百姓 久兵衛。芝居好きで役者としても上手く好きな者が集まって『田能久一座』を結成して村々を巡業をするようになります。この人気を聞きつけて、伊予宇和島から...
か~こ

小言幸兵衛(搗屋幸兵衛・借家借り)~圓生・志ん生・志ん朝・歌丸・談志他

お前に店は貸せないよ 小言幸兵衛~三遊亭圓生 長屋の家主 幸兵衛。女房をはじめ長屋を回ってはのべつ小言が絶えないので人呼んで小言幸兵衛。 この幸兵衛のもとに、部屋を借りたいという豆腐屋が入ってまいります。 いきなり家賃はいくらだと聞いた豆腐屋に、物を聞くには順序がある、空き家を貸してくれるかどうかと聞いて、こちらが貸す
た~と

茶の湯~三遊亭圓生・三遊亭金馬・春風亭一之輔・古今亭菊之丞・柳家小三治・立川志の輔他【動画】

茶会に来なけりゃ店立てだ 茶の湯~三遊亭圓生 蔵前のある大店の旦那。息子に店を譲り、静かな根岸によい物件を見つけて小僧の定吉を連れて隠居をします。周りには琴や生花などを嗜む風流人が揃っており、自分も何か風流なことを始めたい。前に住んでいた人...
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ディアファミリー~立川志の輔

ディアファミリー~立川志の輔 落語「ディアファミリー」 勤続30周年の日に帰宅するお父さんを待つ家族の元に宅急便が届けられます。中身は、狩猟を趣味とする社長から送られた、鹿の頭部の剥製。
た~と

高田の馬場~古今亭志ん朝・三遊亭金馬

親の仇岩渕伝内 いざ尋常に勝負勝負 高田の馬場~古今亭志ん朝 花見客で賑わう浅草。浅草寺の境内では蟇の油を売る姉弟が口上を述べています。 人だかりの中から一人の老侍が進み出て、二十年前に受けた傷に蟇の油が効くかと尋ねます。 傷を見なければわからないと弟が侍の背中の傷を見せてもらいますと、