『お笑い・漫才芸人列伝』
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。
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鞍馬から牛若丸が出でまして
青菜~柳家小さん
ある隠居の家で仕事をしている植木屋。隠居から「ご精が出ますな」と声をかけられ大阪の友人からもらった『柳蔭』という酒があるが一緒にどうかと誘われ、喜んでご相伴します。
一口呑んで「これは”直し”ではないですか?」と聞きますと、「大阪では”柳蔭”、こちらでは”直し”という」鯉の洗いも頂戴して感激、「菜のおひたしはお好きか」と聞かれて大好物だと答えますと、隠居は手をたたいて奥方に菜を持ってくように言います。
奥方は「鞍馬から牛若丸が出でまして、名を九郎判官」。隠居は「あぁ、では義経にしておきな」と答えますと奥方は一礼して奥へ。
植木屋がお客さんでも来たのかと聞きますと、隠居は「これはうちの隠し言葉で、来客の折などに私が言いつけたものが無いというのは、私も赤面するしお客様にも失礼になる。菜を食べてしまったので”菜を食ろう判官”。それで私がよしにしておきなさいと”義経にしておきなさい”と言ったのだ」と教えます。
感心した植木屋、自分も客が来た時に言ってやろうと長屋に飛んで帰り、女房に教えて誰か来るのを待っています。
覚書
夏になると寄席では必ずかかると言っていい噺です。上方落語を三代目柳家小さんが東京へ移し、小さん一門の得意ネタとして有名になりました。
『柳陰』、東京の『直し』は、みりんと焼酎を半々ほどに混ぜた酒で、暑気払いに井戸で冷やして飲むのがちょっとした贅沢でした。
青菜~桂枝雀
青菜~柳家小三治【動画】
落語 青菜(Spotify)
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桃月庵白酒/青菜
柳家権太楼/青菜
入船亭扇遊/青菜
林家たい平/青菜
林家彦いち/青菜
鈴々舎八ゑ馬/青菜
落語 青菜 ディスコグラフィ
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