居酒屋~三遊亭金馬






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ブリにお芋に酢蛸でございます ひぇ~い

居酒屋~三遊亭金馬

流行らない”縄のれん”の居酒屋。小僧は居眠りをしています。ここへ盲縞の長半纏を着て風呂帰りらしい男が入ってきます。小僧が「宮下にお掛けなさい」と大神宮飾りの下の席に案内。「お酒は澄んだのと濁ったのとどちらにします?」と聞きます。

「濁った酒なんか飲めるか澄んだ酒だ。」と男が言いますと、小僧は「上酒一升!」。男が一合でいいんだよと言いますと「これは景気づけです」「肴は何ができる?」「へぇ~い できますものは、 汁、柱、鱈昆布、アンコウのようなもの、 ブリにお芋に酢蛸でございます。ひぇ~い」

では「のようなもの」っていうのを一人前持って来い。

覚書

居酒屋の金馬か金馬の居酒屋かと言われ、この人気で家が建ったと言う三遊亭金馬の名演です。いや~これ聴いちゃうと他のは聴けないです。

酒を呑む男が小僧をからかうというだけの噺ですが妙に可笑しい。「ずっこけ」(上方では「二日酔い」)の前半を金馬が改変して伸ばしたものですが、金馬の人気でこちらのほうがずっと有名になりました。

もっと遡ると上方の「煮売屋」と「ガマの油」(東の旅 伊勢参宮神乃賑)を江戸話に直して「両国八景」、「両国八景」の前半と後半を独立させて「ずっこけ」と「ガマの油」に分け、「ずっこけ」を金馬が直して「居酒屋」になっていきます。

映画『の・ようなもの』(1981年 森田芳光監督)、その35年後を描いた『の・ようなもの のようなもの』(2015年 森田芳光監督)のタイトルにも使われています。

ぼやき酒屋 桂文枝

『居酒屋』ではなく、文枝(三枝)の新作ですが、店員相手にぼやきまくる雰囲気が似ており楽しい噺になっています。

落語 居酒屋(Spotify)

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桂文朝/居酒屋

立川志らら/居酒屋

落語 居酒屋 ディスコグラフィ

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