『お笑い・漫才芸人列伝』
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。
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両国名物『幾代餅』の由来
古今亭志ん朝~幾代餅
米屋の奉公人 清蔵がここ三日ほど寝込んでご飯も食べず床があがりません。聞き出したところ、人形町の絵双紙屋(草双紙・浮世絵・役者絵などを印刷して販売する店)の前に掛けられていた花魁の錦絵に書かれた吉原の花魁、今をときめく幾代太夫を見て一目惚れしたのだと言う。
「吉原に行けばこの人に逢えるんですか」と周りの人に聞きますが「おめえなんぞが行ったって会える道理がねぇ」と嘲笑され、逢えないならば死んでしまったほうがいいと思った恋患い。
旦那は「向こうは売り物。ならぬことではない。働いて金を貯めて行けばいい」と言い、清蔵はそれから一年の間一所懸命働き、十三両二分という金を貯めます。
覚書
話の筋は『紺屋高尾』と同じで、このあとの展開もほぼ同じです。紺屋高尾の場合は、高尾太夫が紺屋の職人久蔵に嫁ぐまで下げとなるものと、「暖簾分けをしてもらい早染め(駄染め)の店を開いて高尾と久蔵が睦まじく暮らしたと云います」。でサゲるものが多いのですが、幾代の場合は『幾代餅』という餅屋を開いて繁盛する様子までが描かれます。
店を開いた噂を江戸っ子が聞ききつけ、幾代を一目見ようと、また、こういう美談を聞いて「応援してやらなきゃ江戸っ子の名折れだ」と言って店にかけつける様子が、そのまま人情噺のようで私は大変に好きです。
幾代餅も紺屋高尾と同様「傾城に誠なしとは誰が言うた 後の世まで詠われました幾代餅由来のお話でございます」と下げになります。
古今亭志ん生~幾代餅
五街道雲助~幾代餅
古今亭菊之丞~幾代餅
古今亭圓菊【動画】~幾代餅
落語 幾代餅 By Spotify
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金原亭馬生/幾代餅
柳家さん喬/幾代餅
桃月庵白酒/幾代餅
林家たい平/幾代餅
柳家権太楼/幾代餅
落語 幾代餅 ディスコグラフィ
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