黄金餅~立川談志・古今亭志ん生・古今亭志ん朝【動画】





お笑い・漫才芸人列伝NEW!!
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治から戦前のお笑いを支えた漫才、音曲の数々、70年代の演芸ブーム、80年代の漫才ブームから現在に至る数々の芸人を、映像と音声で紹介します。



明治・大正・昭和初期(エンタツ・アチャコ、ミスワカナ・玉松一郎、砂川捨丸・中村春代他)
昭和中期~後期(いとし・こいし、ダイマル・ラケット、やすし・きよし他 追加中)
平成~令和(鋭意準備中!)


もったいねぇなぁ。天下の通用をみんな腹の中にいれちまいやがった

黄金餅~立川談志【動画】

下谷山崎町に住む願人坊主 西念は金に執着して相当小金を溜め込んでいるとの噂。最近体が悪く寝込んでいますが金がもったいないと医者にも行かず薬も買わない。

隣に住む金山寺味噌売りの金兵衛が何かと面倒をみており、見舞いに訪れますと「あんころ餅が食べたい」と言いますので金兵衛が買ってきてあげます。

人が見てると食べられない性分だと言うので金兵衛は家に帰りますが、せっかく買ってきてやったのにと癪にさわり壁の穴から覗き見をしますと、西念は餅から餡を取り出して食べ、餅に金をくるんでこれも口へ。持っていた小粒金をすべて餅にくるんで食べ終わるとにわかに苦しみだしてそのまま事切れてしまいます。

金兵衛、大家に知らせて自分が葬儀を出すからと長屋の連中を頼んで麻布絶口釜無村の木蓮寺という貧乏寺へ運び、値切りに値切って形ばかりの葬儀をあげ、桐ヶ谷の焼き場に一人で担ぎ込んで「故人の遺言で腹のところは生焼けにしてくれ」と言いつけます。

覚書

金が惜しいばかりに医者にもかからず金を残らず飲んで死んでしまう西念、この腹中の金を取り出す算段をする金兵衛。

ストーリーだけを聞いたり読んだりすると、なんと残酷で浅ましく陰惨な噺だとこの噺を嫌う人も少なくありません。しかし、志ん生や談志の飄々とした語り口でくすぐりも多く会場は常時笑いに包まれます。

私達はこの噺ができた頃の貧民街の暮らしを知らず、空腹を満たすために動いてるものならなんでも捕まえて食べる、生活の糧を得るために泥棒でも乞食でもなんでもしようという環境は理解できないところもあります。

でも考えてみれば自分で手を汚さず人を騙したり殺すようなことをして金儲けをしている人や企業はたくさんあり、それに比べれば金兵衛はまだ罪が軽いのではないかとも思えます。

ちなみにこの噺は、祭礼など縁起物「黄金餅」(粟餅)の由来として語られますが、この名前は餅の色が黄色だったことからつけられたものですので関係はありません。

黄金餅~古今亭志ん生

黄金餅~古今亭志ん朝

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