猫の皿~立川志の輔・桂米朝・古今亭志ん朝・古今亭志ん生・柳家小三治



猫の皿~立川志の輔


掘り出し物を探して地方を回る道具屋。茶店で休憩をしますと近くで猫がエサを食べています。

この道具屋、かわいがっていた鶏を猫に食われたことから大の猫嫌い。よくこんなものを食い物屋の前に置くなと店の主人に怒ります。

その猫の皿を見ると高麗の梅鉢。知らぬということは恐ろしい。これをどうにかうまく手に入れようと画策します。

覚書

この噺の主人公は端師(はたし)という、店を持たずあちらのものをこちらに動かして利益を得る商売をする者で、織物関係のブローカーが多かったことから機師とも書かれます。

いわゆるブローカー、大きくなれば商社、貿易商ということになりますが、当時、地方に出かけて骨董品を見つけては安値で買い叩き、高値で蒐集家に売りつける、騙しすかしは当たり前という者が多かったため、蔑称として端師(店もなく半端な仕事をしている者、買い叩く(はたく)からハタ師)と呼ばれました。

これが茶屋の親父にしてやられるという、落語らしい落語ですね。

猫の茶碗~桂米朝

上方、いや、米朝落語では時代は昭和の始め頃、猫の器は「絵高麗梅鉢の茶碗」になります。

大阪の道具屋が岡山と鳥取の境の寺に掘り出し物があると聞き、紹介状をもらって出かけるところから始まり、電車やバスを乗り継ぎやっとのことでたどりつくも、もう目ぼしいものはなく仕方なく二・三点買い求めて帰途につきます。

猫の皿~古今亭志ん朝

こちらは正統派。前段に端師の狡猾なエピソードがあることで茶屋の親父にやり込められる場面が際立ちます。

猫の皿~古今亭志ん生

猫の皿~柳家小三治

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