『お笑い・漫才芸人列伝』
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。
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桂米朝~持参金【動画】
朝、男のところに、ある店で番頭をしている友人がやってきます。「あんたの親父さんに恩があるからと、ある時払いの催促なしということで貸した二十円。まことに言いにくいが今日の夜までに返して欲しい」
男が困っていると、そこへ金物屋の佐助が訪れます。「紹介したいの女がいるのだが、嫁はんにもらう気はないか。歳は二十二、別嬪というわけではないが、背がスラっと低く、色がくっきりと黒く、鼻はどっちかというとちょっと遠慮しているほうで、デコはクッと出ており、両のホッペタがどんぐりで、アゴが前に回ってるので、こけても鼻は打たん。両方の眉の長さが違うとこに愛嬌がある。目はちぃちゃいけど口は大きいでぇ。右の目尻にちょっとハツレがあるけど左のここに痣があるさかい、入れ合わせはついたある・・・」
「この女にひとつ傷がある。お腹に子供があってもう産み月やねんけどな」。男はさすがに呆れて「断る」と言いますが「持参金二十円つける」と聞いて即決。今晩もらうと言い出します。
入れ替わりにまた番頭が来て、金の算段がついたと言うと、驚き安心して帰ります。夜になり、佐助が件の女を連れて男の家にやってきて、形ばかりの杯ごとをして二人は夫婦になります。ただ、佐助は今日は金の都合がつかなかったので、「持参金は明日の朝に持ってくる」と言って帰ってしまいます。番頭も金を取りに現れず、その後は特にすることもなく寝てしまいます。
覚書
「毎度バカバカしいお笑いで」という言葉にこれほどふさわしい話もないというもので、とどのつまりは、借金を返せと言った男が孕ませてしまった女のことを佐兵衛に相談し、二十円でもつけてやればどこぞのアホがもらいよるやろということで、二十円の算段をしていた。それが男の女房になったということで、二十円が三人の間をぐるぐると回る結果に。
サゲは「金の天下の回りもの」よくできた話です。
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落語 持参金 ディスコグラフィ
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