国定忠治(浪曲 )~広沢虎造



国定忠治 唐丸籠破り~広沢虎造

貸元紋次が子分を集め、養子にした忠治に跡目を継がせたいと言い出します。
「無理にとは言わないがどうだ」と聞きますと、子分一同賛同します。

立派な披露して忠次を跡目にしますと、紋次は安心したものか半年後に亡くなります。

ある日、上州高崎の城下はずれにやってきた忠次は、唐丸籠で在任が護送されていくところに居合わせます。

誰か仲間がお手当になったのか、盗人かとその罪人の顔を見て驚きます。
忠次が幼い時に世話になった大恩人、大天狗覚太郎でした。

忠次は恩人を救うため、唐丸籠の後を追います。

国定忠治 忠次と火の車おまん~広沢虎造


商人姿で真庭宿へとやってきた忠治。

髪結床にいると、入ってきた女が「やくざ抜きで堅気の旦那方が集まって、”おそろしくいいもの”ができる”」と亭主に話して帰ります。

この女こそ貸元”火の車お萬”だと察した忠次は、”いいもの”は博打だと確信して、髪結床の主人に頼んで賭場に潜り込みます。

賭場で負け続け、手持ちの二百両をすべてとられてしまう忠次。

いかさま博打と見抜いた忠次は正体を明かし、自分の足をカタに二百両を貸してくれと言います。

国定忠治 赤城の血煙~広沢虎造


忠次の評判を聞いて、会ってみてこの人ならと思えば子分になりたいと上州へやってきた清水の頑鉄。
赤城山の茶屋に立ち寄ります。

頑鉄が蛸を肴に飲んでいると、三人組が来て「忠治の首を肴に一杯呑むから待ってろ」と言って去っていき、また三人来て同じことを言って去っていきます。

女中は、「今日、忠次一家と島村一家の喧嘩がある。堅気に優しく、去年の飢饉の際にも私達親子を救ってくれた忠次に勝たせたいが、島村は300人、国定は100人。多勢に無勢、勝ち目がない」と話します。

さっきの六人がいなければ忠治が勝てるかもしれないと聞いた頑鉄は、「では俺がやっつけてやろう、ここへ帰って島村伊三郎の首を肴に一杯呑むんだ」と山へ向かいます。

頑鉄は六人に追いつき、倒してさらに山に入ります。

島村伊三郎の用心棒 棒使いの熊川大五郎が忠治を見つけて勝負を挑みますと、後ろから忠治の女房になった火の車お萬が、自分が勝負をすると名乗り出ます。

薙刀の達人お萬は最初は大五郎を切り立てますが、お萬が木の枝にわらじの紐をとられて倒れたところを頭を割られて殺されてしまいます。

これを見ていた頑鉄、「たかがしれた女が倒れたところを起こしもせずに殴り殺すとはふてぇ野郎だ。よし、俺の相手は熊川大五郎だ」
と飛び出し

「やあ、熊川大五郎! われこそは国定忠治の子分、四天王の一人 清水の頑鉄」と大音声。

国定忠治 山形屋乗り込み~広沢虎造


秋の夜、善光寺通りを歩いていた忠治は、川に飛び込もうとしている男、嘉右衛門を見つけてて引き止めます。

嘉右衛門は、娘を山形屋という郭に売ったがその金五十両を三人組の追い剥ぎに盗られたと言う。

これは後をつけられたのだなと思った忠治は、一緒に山形屋へ行ってもう五十両を貸してもらおうと言います。

忠次は百両の金と娘のお光を人質にとられた嘉右衛門を助けるため、嘉右衛門の遠縁、忠兵衛と偽名を使って、嘉右衛門とともに山形屋に入ります。

忠治は、善光寺に参ったあと一休みしていたお堂で、三人組が五十両の金を持って、
「親分は大した知恵者だ。娘を売った身代金を盗って、金は戻って娘は儲け」
と話しているのを聞いたと話します。

これを聞いていた山形屋藤蔵は、自分は十手を預かる身だ。妙な言いがかりをつけると引っ捕らえて臭い飯を食わせるぞと言い出します。

忠次は、嘉右衛門に「そこでゆっくり見物していな。無料で剣劇を見せるから」と子分をねじ伏せ、藤蔵の腕を逆手に締め上げます。

国定忠治 名月赤城山~広沢虎造

飢饉の救済に大商家を襲ってほどこしをし、悪代官を斬って赤城山へ立てこもっていた忠治が、用足しに町に降りた時、大勢の役人が待ち伏せをしいた。

十手取りの中に見えたのは、子分の浅太郎の伯父である勘介。さてはこいつがお上に密告したからかと思った忠治は、浅太郎を呼んで勘介切るように命じます。

親分である忠治に命じられた浅太郎は、勘介を斬ってしまいます。

今際の際で勘介は浅太郎に、あの時、親分を救おうと、捕らえると見せて逃げ道を教えたが、かえって仇になってしまった。と話します。

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