『お笑い・漫才芸人列伝』
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。
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立川談志~味噌蔵
しわい屋という味噌問屋。店主はケチで有名なケチ兵衛。四十を過ぎて嫁をもらわず一人で暮らしています。親類が心配して嫁をもらえと言います。ケチ兵衛は「子供でもできれば金がかかってしょうがない。」と言いましたが断りきれず、「では丈夫で病気をしない、メシをあまり食わない人」を、と条件をつけて嫁を迎えます。
祝言を挙げてからも”間違いがあってはいけない”からと別々に寝起きをしていましたが、寒い夜、煎餅布団にくるまって寝ていたケチ兵衛、婚礼の際に女房が持ってきた暖かそうな布団を思い出し、二階の女房の部屋へ向かいます。
そのうち女房に子供ができ、これは物入りだと嘆きますが、実家で出産をするとのことでケチ兵衛は出費がなくて済むとホッとします。
無事出産となりまして、実家で祝いをするというのでケチ兵衛は番頭を呼び、「大切な味噌蔵に火でも入れば大変だ。くれぐれも火の用心を頼みます。」と言い残して出かけます。
ここぞとばかり、奉公人が番頭に日頃の鬱憤晴しに宴会をしようともちかけます。
覚書
ケチ、吝い屋の噺は落語の題材としてよく出てきますが、この旦那もその代表格です。
田楽も落語にはよく出てきます。豆腐に味噌をつけて焼いたものですが、この噺でも「木の芽田楽」といって、木の芽味噌を豆腐に塗ったものが出てきます。店屋では見かけなくなりましたが、焼き味噌の匂いは、想像しただけでもおいしそうです。
三遊亭圓遊~味噌蔵
桂三木助~味噌蔵
柳亭市馬~味噌蔵
柳家小三治~味噌蔵
落語 味噌蔵 ディスコグラフィ
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コメント
[…] 「味噌蔵」「片棒」「始末の極意(しわい屋)」など、ケチを扱った噺は多いですが、こちらはサゲがシュールすぎて苦情がつき、放送では聞かれなくなりました。 […]