たらちね(延陽伯)~桂枝雀・立川談志・三遊亭圓生他



延陽伯~桂枝雀

近所に住む甚兵衛さんがやもめの男に、色の白い、鼻筋のスッと通った、目元の涼しい、口元のキュッと締まったなかなかの別嬪さんを女房にどうかと聞きます。

男は喜んでもらいますと言いますと、甚兵衛さん、この人に一つ傷があるのやがそれだけは腹に納めてほしい。

男は話がうますぎると思った。歳は二十二で色の白い鼻筋のスッと通った目元の涼しい別嬪さん、そんな人がわたいのとこへ来てくれるて、「何でしょ、お茶飲んだらヘソから漏るんでしょ。」

いやいや、この人の傷というのは、小さな頃から京都のお公家さんへ奉公していたから、言葉が少々丁寧でな。

それくらいのことはなんでもないと、男はその女を女房にもらうことにして部屋を片付け、身もきれいにしておこうと風呂屋へでかけます。

覚書

幼名鶴女、延陽伯と名前を改めたという女の名がこの題になっています。
「たらちね」は「垂乳女」、母親のことを言う「やまとことば」です。

ちなみに延陽伯は、足利義政に仕えた淵用白の字を変えたもので、この人は大変な綺麗好きで部屋の中はもとより「縁」の隅々まできれいに「掃く」ことから「縁よう掃く」⇒淵用白(延陽伯)という名がつけられたと言います。

嫁となった女の性格を想像させるようにこの名前をとったものと思われますが、落語の世界だけの名前になってしまいましたね。。

この「延陽伯」を東京に移して「たらちね」
今では「たらちね」のほうがずっとメジャーで、大阪でも「延陽伯」の演目で出しながら「東京ではたらちねと言う落語で、」と前置きをすることが多くなりました。

たらちね~立川談志

たらちね~三遊亭圓生

たらちね~柳家小さん

たらちね~三遊亭金馬


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