たらちね(延陽伯)~桂枝雀・柳家喬太郎・笑福亭仁鶴・三遊亭金馬他






お笑い・漫才芸人列伝お笑い・漫才芸人列伝
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。

Produced By 聴き比べ落語名作選


レトロアニメジャパンレトロアニメジャパンNEW!!
あの頃。夢中になって観たアニメやドラマ
昭和のアニメやドラマを映像で追体験!

Produced By 聴き比べ落語名作選



延陽伯~桂枝雀

近所に住む甚兵衛さんがやもめの男に、「色の白い、鼻筋のスッと通った、目元の涼しい、口元のキュッと締まったなかなかの別嬪さんを女房にどうか?」と聞きます。

男は「喜んでもらいます。」と言いますと、甚兵衛さん、「この人に一つ傷があるのやがそれだけは腹に納めてほしい。」男は「話がうますぎると思った。歳は二十二で色の白い鼻筋のスッと通った目元の涼しい別嬪さん、そんな人がわたいのとこへ来てくれるて、、何でしょ、お茶飲んだらヘソから漏るんでしょ。」

「いやいや、この人の傷というのは、小さな頃から京都のお公家さんへ奉公していたから、言葉が少々丁寧でな。」「それくらいのことはなんでもない」と、男はその女を女房にもらうことにして部屋を片付け、身もきれいにしておこうと風呂屋へでかけます。

覚書

幼名鶴女、長じて延陽伯と名前を改めたという女の名がこの題になっています。「たらちね」は「垂乳女」、母親のことを言う「やまとことば」です。

ちなみに延陽伯は、足利義政に仕えた淵用白の字を変えたもので、この淵用白という人は大変な綺麗好きで、部屋の中はもとより「縁」の隅々まできれいに「掃く」ことから「縁よう掃く」⇒淵用白(延陽伯)という名がつけられたと言います。

嫁となった女の性格を想像させるようにこの名前をとったものと思われますが、落語の世界だけの名前になってしまいました。

この『延陽伯』を東京に移して『たらちね』。今では『たらちね』のほうがずっとメジャーで、大阪でも『延陽伯』の演目で出しながら「東京ではたらちねと言う落語で、」と前置きをすることが多くなりました。

たらちね~柳家喬太郎

柳家小さん 垂乳根(たらちね)

笑福亭仁鶴 延陽伯

林家彦六 たらちね

落語 たらちね・延陽伯(Spotify)

Spotify:PC・タブレットでは無料会員でもSpotifyにログインしている状態で月15時間以内なら全編聴けます。スマホは無料会員はプレビュー再生後タップでSpotifyアプリに移動してランダム再生になります。運が良ければそのまま聴けます。

桂南喬

落語 たらちね・延陽伯 ディスコグラフィ

「たらちね」三遊亭圓生(CD) 三遊亭金馬(CD) 立川談志(CD) 三遊亭円楽(CD)

「延陽伯」 桂文我(CD) 笑福亭三喬(CD) 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください