やかんなめ(癪の合薬)~柳家小三治・柳亭芝樂・林家菊丸・林家染弥


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古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
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やかんをなめると癪が治りますもので

やかんなめ~柳家小三治

ある大家の奥様。たびたび起こる癪に苦しみ、さまざまな薬を試しても効きませんが、やかんを舐めると嘘のように治るという。向島の梅が見頃だというのでこの奥様、お供をつれて出かけましたが、道で奥様の目の前を蛇が通り過ぎたのに驚いて癪を起こします。

そこへ四十五、六と見えるやかん頭の侍が通りかかるのを見て、お供は侍にその頭をなめさせてほしいと頼み込みます。

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覚書

別題『梅見の薬罐』。上方では『癪の合薬(しゃくのあいやく)』または『茶瓶ねずり』。”合薬”は市販ではなくその人に合わせた調合薬で、奥様にとってはやかんが合薬というわけですね。

癪というのは胸部や上半身の内臓の痛みで、現代では胆石症、胆嚢炎、尿路結石などが原因とされていますが昔は原因もわからず、気休めのような薬や”まむし指”と言って男の太い親指で腹を押してやる、あるいは男の下帯(褌)で締め上げるなどで鎮めていました。

やかんなめ 柳家喜多八

癪の合薬 林家菊丸

菊丸の演出では、ある日、癪が起こった時に苦しい中でやかんの水を飲もうとしたが、うまく飲めずやかんを舐める具合になり、やかんを舐めているうちに癪が直ったという経緯が語られています。

御料さんがなぜ”やかん”をなめるようになったのか?というのは長らく謎で、いろいろと想像の域を出なかったのですが、これで納得です。

やかんなめ~柳亭芝樂

林家染弥 癪の合薬

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柳家喜多八/やかんなめ

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