洒落小町(口合小町)~三遊亭圓生・立川談志






お笑い・漫才芸人列伝お笑い・漫才芸人列伝
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。

Produced By 聴き比べ落語名作選


レトロアニメジャパンレトロアニメジャパンNEW!!
あの頃。夢中になって観たアニメやドラマ
昭和のアニメやドラマを映像で追体験!

Produced By 聴き比べ落語名作選



ありゃあ 命を削るカンナだね

洒落小町~三遊亭圓生

近所で”ガチャガチャのお松”とあだ名のついている騒がしい女房がご隠居のところへやって参ります。「亭主が近頃穴っぱいり(浮気)をして帰って来ない、あの野郎には愛想もこそも尽き果てた。」「タヌキ野郎」「モグラ野郎」と言いたい放題。

隠居が、「別れるという腹で相談に来たのか。」と聞きますと、「そうもいかない。」と言う。隠居は、昔、在原業平という人に井筒姫という妻があったが、毎晩河内の生駒姫の所に通い、奥方は嫌な顔一つしなかった。ある嵐の晩、業平が外出しかねていると、「こういう晩に行かなければ男は不実と思われますからどうぞお出かけください」と言って蓑笠を出して送り出す。

業平もこれは少しおかしい、家内のほうにも何かあるに違いないと思って、しばらく庭先に忍んで様子を伺っておりますと、縁側の戸が開き、井筒姫が琴を弾きながら『風吹けば沖津白波立田山 夜半にや君が一人越ゆらん』と詠んで亭主の無事を祈った。それに感じて業平は河内通いをやめ、井筒姫と仲良く暮らしたという故事がある。

お前も亭主が帰ったらお帰りなさいと挨拶をし、洒落のひとつでも言っていれば穴っぱいりも止むだろう。と教えます。

覚書

初代の桂文治作『口合小町』を東京に移して『洒落小町』。
口合は”くっちぁい”と読み、駄洒落のことを言う上方の古い地口言葉です。

洒落小町~立川談志

林家正雀 洒落小町

落語 口合小町・洒落小町 ディスコグラフィ

桂米朝

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください