故郷へ錦~桂米朝・露の五郎兵衛






お笑い・漫才芸人列伝お笑い・漫才芸人列伝
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。

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せやさかい、これはとても人には言えん話やと

故郷へ錦~桂米朝

息子の作次郎が寝込んでいるのを心配した母親が自分の兄を呼びます。医者の見立てによると、何か思い詰めていることがあって病気になったもので薬を浴びるほど飲んでも治らないと言う。自分に顔を合わせるのも避けているようで、親には言いにくいこともあるから兄さんから聞き出してもらえないかと頼みます。

早速作次郎のもとに行った兄がようよう聞き出すと”恋煩い”だと言う。「向かいのお照ちゃんかお時ちゃんか?」と聞いても違う。芸妓でもない。”町内の後家だ”と言う。「町内の後家と言えば・・薬屋、紙屋・・違う。海苔屋のお婆んあれは七十二・・あとはお前のお母んぐらいしかないで・・」。

覚書

歌舞伎や浄瑠璃、文学でも近親相姦の話はまま出てくるのですが、圓朝の世話噺を除いて落語(落し噺)ではこれが唯一ではないでしょうか。

艶笑噺は寄席などではめったにかからず、限られた客にお座敷で披露されることがほとんどでしたので音源もあまり残ってはいません。この『故郷へ錦』も米朝と露の五郎の音源が残る限りです。

全くの余談ながら、手塚治虫の『火の鳥』で、ロミという娘が無人星に来て夫を亡くし、子孫を残すためにコールドスリープ装置に入って息子が成長するまで待ち、それでも女の子ができずまたコールドスリープをして・・という悲しい話を思い出しました。

落語 故郷へ錦 ディスコグラフィ

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桂米朝
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露の五郎
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手塚治虫
火の鳥(6)
単行本・Kindle

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