妲己のお百~立川談志・神田山緑






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妲己のお百~立川談志

深川美濃屋の女主人 小さんは、『妲己のお百』の渾名(あだな)を持つ悪女。この美濃屋に元芸者で目を患っている峰吉が、娘のおよしを預けにきます。

小さんの勧めで峰吉は医者にかかって養生をすることになりますが、その間に小さんはおよしを吉原に売り飛ばしてしまいます。何も知らない母親の峰吉が、目は開いたが養生は続けなければならない状態でありながら、一目娘の顔を見たいと、おさんの元へやってきます。

小さんは行儀見習に出したと言いますが、峰吉は娘に会うまでは帰らないと居続けをします。医者もおらず食べるものも不自由で、峰吉はまた目が見えなくなってしまいますが、それでも「姐さん、およしは帰りませんか」と言い続けます。

そこへ小さんを訪ねて来たのが、佐竹藩の御金蔵破りがばれて小さんを頼ってきた重吉という男。小さんは重吉に峰吉の始末を頼み、重吉は峰吉を娘に合わせるからとだまして向島綾瀬の土手で峰吉を殺害します。

覚書 妲己のお百について

廻船問屋の桑名徳蔵が禁忌を破って大晦日の夜に船を出し、現れた海坊主を斬り捨てたことに端を発します。

徳蔵の息子の徳兵衛が家業を継ぎ、妻 おきよをもらった頃、恨みを抱いた海坊主は、新たに雇うことになったお百に取りつき、お百は毒婦になってしまいます。

お百は徳兵衛と密通、さらにおきよを殺害しますが、おきよの霊が徳兵衛の蔵を燃やして商売ができなくなってしまいます。お百は徳兵衛に金を借りさせて江戸まで夜逃げしますが、その金も使い果たして困っているところを美濃家重兵衛という男に助けられます。

徳兵衛は「昔、金を貸した男がいるから探して取り立ててくる」と、お百を重兵衛に預けて旅に出ます。一ヶ月後、お金を返してもらった徳兵衛が江戸に帰ると、お百は芸者になっていました。裏切られたと思った徳兵衛、お百を殺そうとしますが逆に川に突き落とされて殺されてしまいます。幽霊となってあらわれた徳兵衛に対しお百は「お前はとんだ親切者、提灯がわりに照らしておくれか」と言い放ちます。

この後、旦那や夫を次々と替え、秋田騒動では、那珂忠左衛門の妻となり、藩主の佐竹義真と奥医師篠崎を毒殺。新たに藩主になった佐竹義明を誘惑し、忠左衛門とともに秋田佐竹藩を思うがままにしますが、財政難で那珂忠左衛門は切腹。お百は追放となります。その後も男性を殺害すること五度、享保の打ちこわし(高間騒動)に遭った高間伝兵衛の甥、高間磯右衛門の妾となったとされています。

講談 妲妃のお百 神田山緑

落語 妲妃のお百 ディスコグラフィ

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