人情八百屋~立川談志・立川談慶・立川平林【動画】






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人情八百屋~立川談志【動画】

日本橋茅場町で棒手振り八百屋を営む平助。7日ほど前に霊岸島の裏長屋で、茄子を五つだけ分けて欲しいというおかみさんに茄子を渡すと、子供が出てきてその茄子を生のままかじりだしたと言う。

聞くと「亭主が三年越しの患いで、食べる物にも事欠くありさま。お恥ずかしい所をお見せしました」とポロリと涙を流した。平助はその日の売り上げの三百文と弁当をあげて帰ってきたが、この一件が気になっており、あの一家はどうなったろうと女房に話すと「今日は仕事も休みだし、有り金全部持って行ってきな」と送り出されます。

家に着くと貸家札が貼ってあり、近所の者に聞くと「源兵衛夫婦は二人とも死んで、子供達は奥の鳶の鉄五郎の家に居る」という。鉄五郎宅を訪ねるておかみさんに先日の一件を話すと、会いたかったから上がれと勧められます。聞けば、その晩は久しぶりのお金で夕飯を食べようと喜んでいたが、そこに表通りで質屋をしている因業大家が現れ、「金が入ったのなら家賃を入れろ」と、三百文全部をひったくるようにして持って行った。子供二人を表に遊びに出して、奥さんは梁に首を吊り、亭主は舌をかみ切って死んでしまったのだという。

うちの亭主の鉄五郎が帰ってきて、その話を聞くと、鳶口を持って大家の家を片っ端から壊しにかかった。長屋の連中も加わって一緒になって暴れ、役人が飛んできたが、事情はよく知っているので「静まれ静まれ」と言うだけで手出しはしなかったのだと話します。

覚書

談志が春日清鶴の浪曲『伊勢の初旅』の一遍『人情八百屋』を落語に直した噺です。「唐茄子屋政談」を思い出す方がほとんどだと思いますが、落とし噺になっています。

サゲは「俺は火消しだ。しつけは出来ない」で、江戸っ子は「ひ」の発音が「し」になるのを知らないとわからない。そういえば、ある師匠に「しびやへ行け」と言われた弟子が、渋谷だと思って行ったら日比谷だったという話もありましたなぁ。

人情八百屋~立川談慶

人情八百屋~立川平林

落語 人情八百屋 ディスコグラフィ

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