ねぎまの殿様~古今亭今輔・三遊亭金馬






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古今亭今輔~ねぎまの殿様

本郷のさるお大名が向島の雪景色を見たくなり、お側用人の三太夫を共にお忍びで出かけます。本郷切通しから池之端仲町の薬屋、錦丹円という大きなの前に来て馬を止めると、おいしそうな匂いが漂ってきます。このあたりは煮売屋や蛤鍋、深川鍋などの小料理の店が軒を並べていて、三太夫が下郎の店だからと止めるのも聞かずに縄のれんを覗きます。

殿様には見るもの聞くものが珍しく、醤油樽に座り「町人の食しているものは何じゃ?」と聞きますと、若い衆は早口で献立を並べ立てますが殿様には何を言っているかわからない。かろうじて「ねぎま」のことが「ニャー」と聞こえたので、「ではそのニャーとやらを持て」と注文します。

酒はと聞くと「ダリにいたしますか、サブロクにいたしますか?」”ダリ”は八百屋や魚屋で数字を表す符丁で4、40、400を表し、一合四十文の灘の生一本、”三六”は三十六文の並の酒のこと。ダリをお代わりしてすっかりいい気分で屋敷に帰った殿様、この味が忘れられず、数日後に御膳番に「好みはニャーである」とお申し付けになります。

覚書

目黒のさんま」と「居酒屋」を合わせたような展開です。今輔の数少ない古典ネタで、十八番としていました。

三遊亭金馬(四代目) ねぎまの殿様

落語 ねぎまの殿様 ディスコグラフィ

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