おすわどん~桂歌丸






お笑い・漫才芸人列伝お笑い・漫才芸人列伝
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。

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「おすわど~ん おすわど~ん」

おすわどん~桂歌丸

下谷阿部川町で呉服商を営む上州屋徳三郎。妻の”おそめ”と大変に仲良く暮らしておりましたが、おそめがふとした風邪がもとで患いつき、ついに医者もさじを投げる状況になります。

おそめが徳三郎を枕元に呼び「私はそろそろお迎えが来そうに思います。あなたは後添いをもらうと思いますが、あなたにも店の奉公人にも尽くせば良し、そうでない人が来た時に悲しい思いをするのはあなたでございます。それだけが心残り」と言って、三日目に息を引き取ります。立派な葬儀を出して一周忌を済ませた日、親戚一同が今まで奥で使っていた女中の”おすわ”を後添いにどうかとすすめます。

おすわが後妻となり、おそめにも増して徳三郎に尽くし、奉公人にも気をつかって皆何の不足もなく暮らしだします。二十日ほどが過ぎたある晩、徳三郎が夜中に小用に行って部屋へ戻ろうとすると、表の戸をバタバタ、バタバタと叩くような音がした後「おすわど~ん。おすわど~ん」というか細い声が聞こえてきます。

その日は気に留めませんでしたが、次の晩もその次の晩も同じ時刻に「おすわど~ん」と聞こえてくる。これが奉公人にも知れ、先妻のおそめが恨んで幽霊となって出てきているのに違いないと怯え、これを聞いたおすわも気を病んで患いついてしまいます。

徳三郎は誰かの嫌がらせだろうと、番頭に正体を突き止めるよう頼みますが、番頭はお暇をいただきますと逃げ腰。しかたがないので町内に住む剣術の先生 荒木又ずれに頼みます。

覚書

怪談味もある滑稽噺です。歌丸は結構好んでかけていたように思います。あまり演り手はいないようですが「してやられた」という感じはあり、なるたけ前半をシリアスに演って怖がらせておくのがいいですね。

おすわどん 三遊亭栄楽

圓楽門下の栄楽。毎年10月~11月にバイクで伊勢神宮に向かい、道中の神社仏閣で落語会を開催。入場料を伊勢神宮に奉納するという活動を続けています。

落語 おすわどん(Spotify)

Spotify:PC・タブレットでは無料会員でもSpotifyにログインしている状態で月15時間以内なら全編聴けます。スマホは無料会員はプレビュー再生後タップでSpotifyアプリに移動してランダム再生になります。運が良ければそのまま聴けます。

桂歌丸/おすわどん

柳家喜多八/おすわどん

落語 おすわどん ディスコグラフィー

桂歌丸
CD

柳家喜多八
CD

三遊亭圓楽
CD

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