返し馬(品川の豆)~古今亭志ん好






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品川の豆~古今亭志ん好

大工の兄貴分が弟分達を集め、遊びに行こうと言い出します。大師詣りに出かけると言えば、女房も文句は言えないだろうから朝早く発って、早駕籠で川崎大師へ行って護摩をあげて品川へ引き返し、品川の廓で一晩ゆっくり遊んで帰ろう。

これを聞いた新婚の男。女房に品川に行っても女と遊ばないと言いますと、女房は男のイチモツに左馬の字を書き、これを消さないようにと言います。

覚書

「返し馬」「馬の豆」「左馬」と別題があります。志ん好さんのマクラがおろしろすぎです。

昔、芸者の持つ三味線の胴の裏には左馬の絵が書いてありました。”左ぐせ”の馬は出足がいいとされ、馬を絵に描く時も右向きのものはごく少なく大抵は左向きで描かれて、これが喜ばれました。

また、左馬は売口よし(よく売れる)と云われ、これが花柳界にも入って三味線に左馬を書くとよく売れるようになるというまじないにもなっていました。

さらに、馬が倒れるときは必ず右に倒れ左には倒れないというところから 「寝やすい方には寝ない」=「芸は売っても身は売らぬ」と言う芸者の心意気を示していたとも云われています。

山形(天童)では将棋の駒の形に左馬を書いたものを「福を招く商売繁盛の守り駒」として置き駒、根付け駒、キーホルダーなどが土産品として販売されています。

1.左馬は「馬」の字が逆さに書いてあります。「うま」を逆から読むと「まう」と読めます。「まう」という音は、昔からめでたい席で踊られる「舞い」を思い起こさせるため、「左馬」は福を招く縁起のよい駒とされています。

2.「馬」の字の下の部分が財布のきんちゃくの形に似ています。きんちゃくは口がよく締まって入れたお金が逃げていかないため、古来から富のシンボルとされています。

3.馬は人がひいていくものですが、その馬が逆になっているため、普通とは逆に馬が人をひいてくる(=招き入れる)ということから商売繁盛に繋がるとされています。

4.馬は左側から乗るもので、右側から乗ると落ちてしまいます。そのようなことから、左馬を持つ人は競馬に強いといわれています。
(天童市の観光ガイドより)

落語 返し馬・品川の豆 ディスコグラフィ

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古今亭志ん公
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