試し酒~柳家小さん、古今亭志ん朝他【動画】
『お笑い・漫才芸人列伝』
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。
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柳家小さん~試し酒
近江屋の下男で大酒飲みと評判の久造。主人のお供で商売なじみの尾張屋を訪れて「うちの久造は大酒飲みで五升は飲める」という。尾張屋は「いくら何でも五升は飲めまい」、近江屋は「飲める」という。
尾張屋は、もし飲めなければ近江屋を箱根に招待しようと言う。久蔵は少し考えさせてくれと外に出ていきます。戻ってきた久蔵、貝でできた一升入る可杯(べくはい)で、五升の酒を飲みはじめます。
覚書
一升空けるたびに少しずつ酔いが進み、愚痴を言ったり、身の上を嘆いたりするところが醍醐味。呑むしぐさに、こちらも呑んでいるような気分になります。
この噺も映像あってこそで、大杯を飲み干す仕草や酔いが回ってきた表情などがないと面白さ半減です。ぜひ寄席で実際に見たり、DVDなど映像で楽しんでみてください。
余談ながら、大正から昭和初期に、あまり売れなかったですが三升家勝太郎という噺家が無類の酒好きで、高座でこの噺をやるとき客から樽酒を渡され、実際に飲み干したという逸話が残ります。
さらに余談ながら、可杯(べくはい)というのは、盃の底にちいさな穴があり、指でその穴をふさいて飲みほさなければ下に置くことができない盃で、漢文で「可」の字は必ず上に置かれる(=下に置かない)ことからこう呼ばれます。
高知県の名産として知られ、さまざまな形のものがありますが、土産物屋などで手軽に購入することができます。いずれも飲み干すまで下におけない形になっていたり、指で穴を押さえていないと酒がこぼれてしまうものになっています。
面白いのは、おかめ、ひょっとこ、天狗の絵のかかれた独楽と、それぞれをあしらった可杯のセットで、宴会などで『ベロベロの神様の歌』を歌いながら独楽を廻します。独楽が倒れて軸の向いている方向に座っている人が、出た絵柄の可杯に酒を注いで飲み干します。
古今亭志ん朝~試し酒
桂文楽~試し酒【動画】
落語 試し酒 ディスコグラフィ
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柳家小さん
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柳家小さん
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古今亭志ん朝
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古今亭志ん朝
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三遊亭金馬
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三升家小勝
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