特集 春の落語聴き比べ

特集 春に聴きたい落語


春に聴きたい落語、春を感じる落語の聴き比べです。

特集1 冬に聴きたい落語ベスト5

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特集2 落語百選(春)麻生芳伸著の聴き比べ


落語百選(春夏秋冬) 全4巻セット
麻生芳伸編 ちくま文庫から出版されている「落語百選」は、春夏秋冬の各季節ごとに25席ずつ選定された全4巻の書籍です。
書籍を傍らに、古今東西の名人の聴き比べをお楽しみください。



落語百選 春


落語百選―春 (ちくま文庫)に収録された25席の聴き比べです。ごゆっくりどうぞ。

<<演目>>
猫久、たらちね、湯屋番、浮世床、長屋の花見、三人旅(東の旅より)、三方一両損、饅頭こわい、粗忽の使者、明烏、王子の狐、猫の皿、蟇の油、〆込み、花見酒、崇徳院、大工調べ、四段目、付き馬、松山鏡、豊竹屋、一つ穴、こんにゃく問答、百年目、あたま山


演 目
概  要
聴き比べ
1.猫久 おとなしくて怒ったところを見た人がないという八百屋の久六。 長屋の連中からは猫みたいにおとなしい、猫の久六、猫久だと言われています。 ある日、この久六が血相を変えて家に帰り、 「今日という今日は勘弁ならな 春風亭一之輔, 春風亭柳橋, 立川談志
2.たらちね 近所に住む甚兵衛さんがやもめの男に、色の白い、鼻筋のスッと通った、目元の涼しい、口元のキュッと締まったなかなかの別嬪さんを女房にどうかと聞きます。 三遊亭圓生, 三遊亭金馬, 柳家小さん(五代目), 桂文我, 桂枝雀, 立川談志
3.湯屋番 遊びが過ぎて勘当された若旦那。金もなくなり出入りの大工熊五郎の家に居候をしています。 出店迷惑様づけの居候、日がな一日何をするでもなくぶらぶらと暮らしています 三遊亭圓生, 三遊亭圓遊, 三遊亭金馬, 古今亭文菊, 柳家三三, 柳家小さん(五代目), 柳家小三治
4.浮世床 昔の床屋というのは若い者のたまり場で、将棋盤、碁盤、貸本など遊び道具には事欠かず退屈はしませんでした。 ある床屋に今日も男達が集まっています。 三遊亭圓生, 三遊亭圓遊, 露の五郎兵衛
5.長屋の花見 酒はないからお茶を樽に入れ、カマボコ(と持ってきたのは釜底(カマゾコ)。鍋でご飯を炊いた時のおコゲです)、玉子の巻焼き(こうこ・たくわん)、お頭付き(目刺二匹)などを持ち寄って花見に出かけます。 三笑亭可楽, 三遊亭圓楽, 三遊亭圓遊, 三遊亭金馬, 春風亭一之輔, 柳家小さん(五代目), 桂枝雀, 桂米朝, 立川談志
6.三人旅(東の旅より) 喜六と清八に源兵衛が加わって三人で女郎買いをしますが、喜六の相手は尼さんで・・・ 三遊亭圓生
7.三方一両損 神田白壁町 左官の金太郎、柳原の土手で財布を拾います。 中には三両の金と書付、印形が入っています。 書付を確認すると大工町の吉五郎(熊五郎)のもの。 困っているだろうと早速家を訪ねます。 三笑亭可楽, 古今亭志ん朝, 春風亭柳朝, 立川志の輔, 立川談志
8.饅頭こわい 町内の若い者が集まって、怖いものは何かと話しをしています。 古今亭志ん生, 柳家喬太郎, 柳家小さん(五代目), 桂枝雀, 桂米朝
9.粗忽の使者 杉平柾目正の家臣、地武太治部右衛門(じぶたじぶえもん)は家中でも有名な粗忽者ですが、殿様はその粗忽さをおもしろがって重用しています。 古今亭志ん朝, 古今亭志ん生, 柳家小さん(五代目), 桂ざこば
10.明烏 雌猫が近寄ってもダメなほど晩生(おくて)で、本ばかり読んでいる日本橋田所町・日向屋半兵衛のせがれ時次郎。 固いのは良いが固すぎるのはいけないと、 三遊亭圓窓, 古今亭圓菊, 古今亭志ん朝, 林家はな平, 柳家喜多八, 桂文楽, 立川談志, 金原亭馬生
11.王子の狐 王子稲荷へ参詣した男、帰りに狐が年頃の女に化けるところを目撃します。 化かされる前に化かしてやろうと、「お玉さんじゃありませんか?」と声をかけ、 三笑亭可楽, 三遊亭圓楽, 三遊亭圓遊, 古今亭志ん朝, 古今亭志ん生, 春風亭柳枝, 柳家小さん(五代目), 金原亭馬生
12.猫の皿 掘り出し物を探して地方を回る道具屋。茶店で休憩をしますと近くで猫がエサを食べています。 この道具屋、かわいがっていた鶏を猫に食われたことから大の猫嫌い。よくこんなものを食い物屋の前に置くなと 今亭志ん朝, 古今亭志ん生, 柳家小三治, 桂米朝, 立川志の輔
13.蟇の油 大道で「蟇の油」を売る香具師(やし)。 得意の口上を述べて順調に売上げ、一通り売り終わったら客が入れ替わるまでと近くの茶屋で酒をいただきます。 かなり酔ったがまだ日が高く客も多いのでもう一売りと 三遊亭圓生, 桂米朝, 立川談志
14.〆込み 日の暮れ方にある長屋に入った泥棒、風呂敷に着物を包んでさて逃げようと思ったところに家人の帰って来る足音。 長屋の一方口で裏口もありません。仕方なく風呂敷を置いたまま台所の板を上げると糠味噌桶の裏へ 三遊亭圓窓, 古今亭志ん朝, 桂文楽
15.花見酒 桜は満開、金無しの兄貴分が弟分に花見に行って金儲けしないかと持ちかけます。 おととい向島へ行ったんだが、花は満開人も大勢だが白鬚から先に茶店が一軒もない。 古今亭右朝, 春風亭柳橋
16.崇徳院 十日ほど前から若旦那が患いついてしまい、医者に見せても薬の盛りようがない、「これは気の病である」と医者に言われた旦那はその気がかりを聞き出そうと 三遊亭圓楽, 三遊亭百生, 古今亭志ん朝, 桂ざこば, 桂三木助(三代目), 桂米朝, 金原亭馬生
17.大工調べ 大工の棟梁が弟子の与太郎になぜ仕事に出てこないのだと聞きますと、長屋の家賃を溜めすぎて大家に道具箱を取られ、溜めた一両と八百文の家賃を払うまで返さないと言われたのだと言います。 古今亭志ん朝, 古今亭志ん生, 春風亭柳朝, 柳家小さん(五代目), 柳家小三治, 立川志らく, 立川談志
18.四段目 あるお店の小僧、定吉。 芝居好きで、何かの用事を言いつけられるとその帰りに芝居を観てなかなか帰らない。 今日も使いに出たきりです。 ようやく定吉が帰ってくると旦那が待ち構えて 三遊亭円歌(二代目), 古今亭志ん朝, 桂枝雀, 桂米朝
19.付き馬 ある男、吉原でバカ騒ぎをした翌朝、牛(ぎゅう・店の若い衆)が部屋に入ってきて勘定の催促をします。 男は吉原の中のお茶屋に手紙(請求)を書いたが判を忘れたので自分で訪ねようと思う。一緒に行かないかと誘い 三笑亭可楽, 三遊亭圓生, 三遊亭金馬, 古今亭志ん朝, 古今亭志ん生, 立川談志
20.松山鏡 鏡というものを知らない人が大半だった時代の話。 越後の松山村に正直正助と言われる実直な男がおりました。 両親が亡くなって十八年の間墓参りを欠かしたことがない親孝行 柳家三三, 桂文楽, 桂文治
21.豊竹屋 義太夫好きの豊竹屋節右衛門。 見るもの聞くものをすぐ浄瑠璃風に節をつけて語り、一日中唸っております。 今日もでたらめな浄瑠璃を語っておりますところへ、 三遊亭圓生, 林家染丸, 柳家小さん(三代目), 桂文珍
22.一つ穴 旦那に女ができたという噂を聞いた女房、飯炊きの権助に旦那の伴をして様子をさぐるように言いつけます。 三遊亭圓生
23.こんにゃく問答 蒟蒻屋の六兵衛。昔は江戸で名の知れた悪でしたが、八王子に移ってからは蒟蒻屋を営んでおります。足を洗ってからも六兵衛を頼って来る者は絶えず、そのたびに泊めてやり小遣いをやるなど世話をしています。 三遊亭圓生, 五街道雲助, 古今亭志ん朝, 春風亭柳橋, 林家正蔵(八代目・彦六の正蔵), 桂文楽
24.百年目 春、桜は満開。しかし、船場の大店に勤める番頭は、今日も小僧たちに小言を言い、得意先廻りをすると言って出かけます。近くでお婆が営む駄菓子屋の二階で立派な衣装に着替えると、幇間や芸者衆の待つ屋形船に乗り込み、桜の名所、桜ノ宮へ向かいます。 三遊亭圓生, 古今亭志ん朝, 古今亭志ん生, 桂米朝, 立川志の輔
25.あたま山 一度も仕事を休んだことのない友人のヨシが仕事に出てこないのを心配して見舞いに行った男、ヨシはまず元気な様子で一安心しますが見慣れない頭巾をかぶっています。 古今亭志ん生, 林家正蔵(八代目・彦六の正蔵)

特集3 春に聞きたくなる落語 Rakugo Times選

演 目
概  要
聴き比べ
1.天神山 捕まえられた母狐。黒焼き屋に売りに行くという男に安兵衛が・・心が暖かくなる春の噺です。 桂枝雀, 古今亭志ん生, 林家染二, 桂文枝(五代目), 桂雀松
2.高田の馬場 花見客で賑わう浅草。浅草寺の境内では蟇の油を売る姉弟が口上を述べています。 人だかりの中から一人の老侍が進み出て、二十年前に受けた傷に蟇の油が効くかと尋ねます。 三遊亭金馬, 古今亭志ん朝
3.牛の丸薬 大和こたつの土で作った丸薬を持って牛の急病を治しに行く二人 桂枝雀, 桂米朝
4.花見の仇討 仲の良い四人組が花見に行く話をしています。 ただ花見だけしてもしょうがないので江戸中の話題になるような趣向を考えよう、巡礼兄弟の仇討ちってのはどうだ。 三遊亭圓楽, 三遊亭金馬, 柳家小三治, 桂南光(べかこ)
5.池田の猪買い 近所のご隠居 甚兵衛のところへ来た男がどうも最近体が冷えると言いますと、猪の肉は体を温める、薬食いと言うので食べてみてはどうか。 男が早速横町で買ってこようと言うのを止め 桂文我, 桂文珍, 桂春団治, 桂枝雀, 桂米朝, 立川談志
6.やかんなめ ある大家の奥様。たびたび起こる癪に苦しみ、さまざまな薬を試しても効きませんが、やかんを舐めると嘘のように治るという。 柳家喜多八, 柳家小三治
7.馬の田楽 商家山権(やまごん)の軒先に味噌樽を積んだ馬を繋いで男は中へ。 悪い子供が四・五人、馬のお腹の下をくぐって遊ぼうと言い出します。 怖いから嫌だとしぶる芳松 桂南光(べかこ), 桂米朝, 立川談志
8.甲府い 豆腐屋の店先で卯の花を盗み食いした男を、店の若い者が殴っています。 出てきた主人が店の者を諌め、男に事情を聞ますと、 三笑亭可楽, 三遊亭圓窓, 古今亭志ん朝, 柳家小三治
9.西の旅 おなじみ大阪の喜六、清八。「どうや、金毘羅はんへ参詣でもしよやないか」と讃岐の国・金毘羅山へ参詣をいたしまして帰りは播州めぐりと 橘ノ圓都
10.兵庫船(桑名船・鮫講釈) さて喜六と清八。明石・舞子・須磨と回りまして鍛冶屋町の港へ入ってきます。 船は怖いといやがる喜六ですが、なんとか乗り込み船は沖へ。 桂枝雀, 立川談志
11.愛宕山 明治の初年頃の春先。 大阪ミナミの幇間 一八と茂八の二人。仲良く御茶屋をしくじりまして、つてを頼って京都祇園町で働いています。 室町あたりの旦那が野掛けでもしようと、芸者や舞妓、幇間を引き連れて 古今亭志ん朝, 古今亭菊之丞, 桂吉朝, 桂文枝(五代目), 桂文楽, 桂米朝
12.紺屋高尾 「傾城(けいせい)に誠なしとは誰(た)が言うた」紺屋高尾の一席でございます。 三遊亭圓楽, 三遊亭圓生, 桂歌丸, 立川志の輔, 立川談志, 立川談春

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