片棒~三遊亭金馬・古今亭志ん朝・桂文治・古今亭菊之丞



あぁ驚いた。ホントに息を引き取りそうになった

片棒~三遊亭金馬


石町の赤螺屋(あかにしや)の主人ケチ兵衛。倹約を重ねて一代で大きな身代を築きました。

寄る年波には勝てず、三人の息子の誰かに身代を託そうと思い、自分が死んだらどんな葬式をあげるかを聞いて私の気に入るようにしてくれる者に身代を譲ろうと思う。

長男は立派なお葬式を出すと言い、二晩通夜で仮葬を出しておきまして、新聞に広告ハイヤーを五十台、本葬は本願寺か増上寺を借りまして定紋付きの座布団を三千枚ほど誂えまして、お重を出しまして・・・

次男は町内中に紅白の幕を張り巡らせ、木遣りや手子舞、算盤を持ったお父っつあんの生き人形に山車、すってんてけてんどどんと鳴り物入りで・・・

三男は、よんどころなく通夜はしまして、翌日にお弔いを出してしまう。十一時に出棺と言っておいて八時に出してしまうと会葬者へのお菓子はいらない。早桶はもったいないので倉庫の漬物樽を・・

覚書

ケチの噺というは東京に多く、上方には少ない。
江戸は宵越しの金を持たない気質、上方はケチが当たり前なんでこの手の噺があまり発展しなかったという説もありますが、ケチ、吝嗇というのは何があっても金や物を離さない強欲を言い、上方の「始末」とは性質が違います。

「始末」は物事の始めと終わり、普段は物を粗末に扱わず無駄なことをしないことを徹底しますが、使わなければならない時には惜しげもなく大きく使う。要はけじめをつけるということが文化として根付いています。

片棒~古今亭志ん朝

片棒~桂文治

片棒~古今亭菊之丞

こちらも合わせてたっぷりどうぞ





1件の返信

  1. 05/22

    […] 『釜猫』と『片棒』を足して二で割ったような噺です。 […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です