江戸荒物~桂米朝



江戸荒物~桂米朝

明治維新以降、江戸が東京と変わって「東京浴衣」や「東京新染」など頭に東京をつけるとよく売れた頃。

ある男が友人のところに「東京荒物」の店をはじめるのだと、「ベラメネェ」「ワタクシデゴザンスヨ」とおかしな東京弁を使いながらやってきます。

友人は江戸に住んでいたことがあり、お客が来たら「おいでやす」でなく「いらっしゃい!、何でもあります」と丁寧に言う、笊(いかき)はザル、朸(おおこ)は天秤棒、東京弁は「ヒ」が「シ」になるから、「火鉢に火がない」というのは「シバチにシがねぇ」などと教えます。

店に戻った男は、教えられた通り「いらっしゃい!、何でもあります」と変なアクセントで応対しますが・・

覚書

上方にはめずらしい、東京弁(江戸弁)を使う落語です。
関東の人が関西弁を使うと関西の人間は「ちゃうちゃう」とアクセントを否定するのですが、反対でも妙な感じがします。

長く東京にいる大阪出身の友人は、いっこう東京弁を使いませんが大阪に帰って友人に会うと「お前のアクセントはおかしい」と言われるそうで、難しいものですなぁ。

この話は枝雀さんも時折やってましたし、最近では笑福亭福笑なども掛けています。

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