『お笑い・漫才芸人列伝』
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。
Produced By 聴き比べ落語名作選
『レトロアニメジャパン』 NEW!!
あの頃。夢中になって観たアニメやドラマ
昭和のアニメやドラマを映像で追体験!
Produced By 聴き比べ落語名作選
桂枝雀~寝床
下手な義太夫に凝っている商家の旦那。今夜もみんなに聞いてもらおうと長屋の連中を呼び集めますが、店子たちはさまざに事情を作って誰も聞きに来ません。
店の者も仮病を使って誰ひとり出てこず、怒った旦那は「長屋の者は店立て、店の者はクビだ」と言ってふて寝してしまいます。
困った店の者がもう一度長屋を回り、皆しぶしぶ聴きに来ることに・・。
覚書
安楽庵策伝の笑話集「醒睡笑」(元和9年 1623年)に原型が見られる話で、堺にいた平家琵琶を弾く金城という男が正月の初詣会のご祝儀に一曲語っている間に誰もいなくなってしまったという話でした。これを振鷺亭が、『新作落噺 室の梅』(振鷺亭 著/寛政元年 1789年)の中で『義太夫』という落とし噺に仕上げています。
“ある隠居が義太夫の会を催し大変に下手なので皆帰ってしまいますが、一人だけ残っている。「あなただけは義太夫が好きと見える。私も張り合いがあります」と隠居が言うと、「お前さんに扇子を貸したから」”というオチ。
この『義太夫』を上方で『寝床浄瑠璃』と直して語られていたのを三代目蝶花楼馬楽が東京へ移して『寝床義太夫』『素人義太夫』などの題で演じたのが現在の「寝床」として定着しました。
ひとつの話が400年以上かけて西から東へ、東から西へと移って今に残るというのもなかなか興味深い話です。
枝雀は「素人浄瑠璃」の題でサゲをつけずに大混乱のまま終わる演じ方をして、桂南光、雀三郎などが引き継いでいます。
立川談志~寝床
古今亭志ん生~寝床
古今亭志ん朝~寝床
三遊亭圓生~寝床【動画】
三遊亭金馬~寝床
落語 寝床(Spotify)
Spotify:PC・タブレットでは無料会員でもSpotifyにログインしている状態で月15時間以内なら全編聴けます。スマホは無料会員はプレビュー再生後タップでSpotifyアプリに移動してランダム再生になります。運が良ければそのまま聴けます。
柳家さん喬/寝床
入船亭扇遊/寝床
落語 寝床 ディスコグラフィ
ここではAmazonで販売されている表題の演目のおすすめCD・DVDを中心に紹介しています。上の見出しをタップするとAudible、MP3、PrimeVideoなども合わせて表示します。


コメント