夜店風景(秘伝書)~鈴々舎馬風





お笑い・漫才芸人列伝NEW!!
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
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夜店風景(ものまね)~鈴々舎馬風(四代目)

縁日の夜店で秘伝書を売っている男が口上を述べています。
一月10円で暮らす方法、開けっ放しでも泥棒が入らない方法、
釜なくして飯を炊く方法、タダで汽車に乗る方法などが書いてある秘伝の書をタダで差し上げる。ただし印刷代として50円を申し受けるというもの。

よい本を買ったと早速開いてみますと、

一月10円で暮らす方法・・ところてんを食え
酒なくして酔える方法・・ビールを飲め。ウィスキーならなお良し。
開けっ放しでも泥棒が入らない方法・・警察の二階に世帯を持て
タダで汽車に乗る方法・・車掌になれ

覚書

いかつい風貌で「鬼の馬風」と言われた四代目馬風。
日々のニュースなどを毒舌で語る時事落語と、落語家のモノマネで大正から昭和中期にかけて人気を博しました。

しかし、この夜店風景(秘伝書)は、ネットで流れている情報商材と呼ばれる「月収2千万円を稼ぐ方法」「呼吸するだけダイエット」などと同じ手法ですね。当然、現在のほうが手が込んでますが・・。

この噺のモトになった秘伝書は、下記の明治23年刊(1890)「発明奇術廿一法秘伝書」文華堂 と思われます。

明治23(1890)年刊「発明奇術廿一法秘伝書」文華堂

こんな本が出回ってるから騙されないようにと、落語で啓発していたんでしょうかね。

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