堪忍袋~三遊亭金馬・春風亭柳枝・立川談志・柳亭市馬【動画】






お笑い・漫才芸人列伝お笑い・漫才芸人列伝
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笑う門には福来る いいことは真似でもいいからしてごらん

堪忍袋~三遊亭金馬

のべつ喧嘩の絶えない熊五郎夫婦。熊五郎の出入り先の主人が家の前を通りかかりますとまた大声で喧嘩をしています。主人は熊五郎の家に入って喧嘩を諌め、二人に唐土の故事を聞かせます。

「この人はいつも笑い顔しか見せず、怒ったところを見たことがない。腹が立つと家の大瓶にみんなぶちまけて蓋をしてあとは始終にこにこしている。友達連中が何とかあいつを怒らしてみようと、男を誘ってに立派な料理屋に行き赤恥をかかせたがそれでも怒らずにこにこしていている。」

「男が中座して帰ったので、友達連中が家でふくれ返っているだろうと家に行ってみると手厚くもてなされる。よほど人間ができてないとああいうことはできない。あれは偉い人だと頼りにされるようなり、下からは慕われ上からは引き上げられ後に巨万の富を築いたという。」

「笑う門には福来る、いいことは真似でもいいからしてごらん。大きな袋を縫って口に紐をつけてこれを堪忍袋として、お互い言いたいことを言って紐を締める。これは緩めちゃいけないよ、これは堪忍袋の”緒”だ。これを半月でも一月でもやってごらん。」

覚書

金馬さん、もう”すごい”としか言いようのない高座です。堪忍袋に怒鳴って「へっへっへっ」と笑うところがたまらなく可笑しい。二人の馴れ初めや袋に怒鳴り合ってる夫婦に人情噺のような風情を感じるのは私だけではないと思います。

三井物産の創始者 益田孝の次男で、貴族院議員や森永製菓などの重役も務め、劇作家・音楽家としても名を馳せた益田太郎冠者が初代の三遊亭円左のために書き下ろしたもので「宗論」「かんしゃく」などもこの人の作です。

堪忍袋~春風亭柳枝

堪忍袋~立川談志

堪忍袋~柳亭市馬

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