囃子長屋~古今亭今輔



囃子長屋~古今亭今輔

本所の林町のある長屋の家主はお囃子(はやし)が大好きで、それが好きでないと部屋を貸さない。いつの頃からか人呼んで「囃子長屋」。

大家の自慢は、この長屋の住人は商人なら表通りに店を出せるように、大工なら棟梁になるなど、皆が出世すること。

店子の大工 八五郎宅では夫婦喧嘩をするにも囃子調。女房が「このドンツクめ!」とやると、亭主「なに!テンツクめ!」。傍らで子供が「あっ七輪がひっくり返った。チャン(父)七輪、チャンチャン七輪」とやる。

覚書

「代地の今輔」と呼ばれ、音曲噺が得意だった三代目の今輔が、三代目柳家小さんから教わって十八番にしていたのを「おばあさん」五代目今輔が復活させた珍品です。

本所「林」町も「囃子」とかけた駄洒落で、全編お囃子だらけの楽しい噺です。

こちらも合わせてたっぷりどうぞ