位牌屋~三遊亭圓生






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ケチがついて廃れつつある噺です

位牌屋~三遊亭圓生

ケチで名高い赤螺屋に子どもが生まれまして、番頭の久兵衛が祝いを言いますと、「何かと物入りなのに何がめでたいんだ」と愚痴を言います。番頭が「お祝いですから味噌汁の具には何か入ると楽しみにしています」と言いますと、「それでは何か買おうか」と赤螺屋もめずらしく同意します。

ちょうどそこに、つまみ菜を売りに来たので呼び止めて筵の上に残らず開けさせます。値を聞くと二百五十文と言いますが、全部で一文で売れと言いますと男は怒って帰ってしまいます。赤螺屋はこぼれた菜を定吉に拾わせて味噌漉しいっぱいにしてしまいます。「半分はおつけの身に、半分は塩ゆでにして晩のおかずだ」。

次に来たのは芋屋。まとめて買えば安くなるかと聞き、芋屋が二、三本くらいはおつけしますと言いますと、赤螺屋は、どっさり売ったと思って三本、四文で置いていけと言います。芋屋に煙草をもらって一服付け、「いい煙草だ。商人がこんな高い煙草のんじゃいけない」と自分の懐へ。「どこに住んでいる?」「どこで仕入れをする?」などと言いながら同じ話をくどくどとしていますと、芋屋も悪態をついて帰ってしまいます。

これで芋も手に入り、煙草も自分の懐の中。さて、注文しておいた位牌を取りに仏師屋へ使いに出された定吉。「裸足で行って向こうにいい下駄があったら履いて帰ってこい」と言いつけられています。仏師屋に着いた定吉。旦那の真似をして「煙草を一服くれないか」から始めますが・・

覚書

上方では『位牌丁稚』。『味噌蔵』『片棒』『始末の極意(しわい屋)』など、ケチを扱った噺は多いですが、こちらはサゲがシュールすぎて苦情がつき、放送では聞かれなくなりました。

二代目の春風亭華柳や十一代目の桂文治が持ちネタにしているようですね。

位牌屋~柳家一琴

落語 位牌屋 ディスコグラフィ

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