二十四孝~古今亭志ん朝・三遊亭金馬・春風亭柳好・立川談志・林家正蔵



殴ってはいない蹴とばした

二十四孝~古今亭志ん朝

大家が一軒の亭主に小言を言っています。

ここには三十六軒あるがのべつ喧嘩をしてるのはお前のところだけだ。今朝はどうしたんだと聞きますと、

今日は寝坊したんで、仕事を休んで湯に行ってから一杯やろうと思ってたら、魚屋が鯵を買ってくれないかと来た。金がないというと十三匹くれたんでこれを楽しみに湯へ行って、帰ってくると鯵がない。

隣の屋根を見ると猫が鯵を食ってやがる。隣へ行って「てめえんとこじゃ、オカズは猫が稼いでくるんだろう」って言ってやったら女房が隣には世話になってるんだからとなだめる。

女房に、なぜ止める、お前たちがぼうっとしてるからいけないんだと殴りかかったらおふくろが止めて、殴るんならあたしを殴れと言う。

大家はびっくりして、おふくろを殴ったんじゃないだろうなと聞くと、いや、殴ってはいない蹴とばした。


こんな親不孝な奴は置いておけない。店立だと大家が言いますとさすがに男は折れて謝ります。

大家は、昔は親孝行には青緡五貫文という褒美が出た。秦の王祥が母親のために寒中に鯉を獲った話や孟宗、呉孟など二十四孝と言われるの親孝行の話を聞かせ、お前が親孝行をするなら小遣いをやると言って帰ります。

覚書

前座噺として知られますが、長くも短くも演れるため十代目の文治をはじめ、真打ちも高座にかけます。

二十四孝~三遊亭金馬

二十四孝~春風亭柳好

二十四孝~立川談志

二十四孝~林家正蔵(彦六)

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