『お笑い・漫才芸人列伝』
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。
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桂米朝~三枚起請
下駄屋の喜六が仏壇屋の源兵衛のところにやってきます。源兵衛は、今までお前の母親が来ていて「夜泊まり日泊まりして帰ってこない、博打でもしているのではないか。」と心配していたと話します。喜六は女(おなご)のほうだと言い、起請誓紙を取り交わしているのだと自慢します。
見てみると、宇津木店小輝こと本名たね。難波新地の宇津木かと聞く源兵衛、「こういうものを本気にするな。」と言い、煙草入れに放り込んであるという起請を取り出して喜六に見せます。喜六が読むと、源兵衛あての起請に小輝の名前。喜六が憤慨していると、しゃべりの清八と言われている指物屋の清八がやってきます。
起請の話をしていたのだと、喜六のものを見せると自分ももらったのだと怒り出します。仲のよい友達三人とも欺されたとは腹の虫が癒えない。「赤恥さらしてあの廓では住めんようにしてやろう。」と三人で難波新地へ出かけます。
覚書
色町のことですから、欺した女も欺された男もどっちもどっち、妹が工面した金を小輝に渡した喜八については同情もしますが、米朝は、「客の気を引くために起請でも出さないと通ってくれない。と居直る小輝の、生活を守っていくための事情、悲しさ、あわれさを少しでも出せれば。」と語っています。
もとは上方落語で、初代三遊亭圓右が吉原遊廓に変えて東京に持ち込み、志ん生、志ん朝、柳家さん喬などが得意としました。
起請は、七十五羽の鴉を文字にして「熊野牛王宝印」と記した熊野三社が発行した護符に書いて使ったもので、「天罰起請文」と言われます。熊野権現は妄語の罪を糺す神。男女がこれを取り交わす時には、熊野の鴉が一羽死に、誓いにそむけば三羽死んで背いた者に天罰が下ると信じられてきました。
八咫鴉として神武天皇が東征する際、熊野から大和への道案内をしたとされる三本足の鴉で、サッカー日本代表のシンボルマークとしても使われています。
古今亭志ん朝~三枚起請【動画】
東京では舞台は吉原、小輝は小照こと本名すみ、男は棟梁、半公、三河屋の若だんなに変わります。
古今亭志ん生~三枚起請
桂文枝~三枚起請【動画】
桂文之助 三枚起請
落語 三枚起請(Spotify)
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柳家権太楼/三枚起請
春風亭正朝/三枚起請
落語 三枚起請 ディスコグラフィ
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コメント
[…] ていく、三枚起請にも通じる可笑しさの落語です。 […]
[…] くことで、熊野権現への誓いとし誓約を破ると熊野権現の使いであるカラスが一羽死に、約束を破った本人も血を吐いて死んで地獄に落ちるというもので「三枚起請」でもおなじみです。 […]
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